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GameGaz Daily 2020.9.18

●AV Watchで、SIEの社長兼CEOのJim Ryan氏へのPlayStation 5についてのインタビュー記事を掲載していました。フリージャーナリスト西田宗千佳氏によるインタビューおよび記事で、PlayStation 5の発売日と価格が発表された後に行ったインタビューです。PlayStation 5は当初からデジタルエディション399ドル・通常モデル499ドルを狙っていたようですが、決定までは相当揉めたようです。発売日もコロナの影響で見通せなかったことも発売日決定の遅延に拍車をかけました。
興味深いのは、ゲーム機は長く使うので将来的にも安泰である確証が得られない低価格低スペックなコンソールの導入は歴史的に見てあまり幸せな結果を産んでいない、としてマイクロソフトのような廉価版(Xbox Series S)を発売する戦略は採らなかったという発言です。確かにそうかもしれません。
また、発売当初は品薄になる可能性が高そうですが「初年度に供給する量として、PS4の時よりもPS5の方が多くなっている」とJim Ryan氏は言及しています。PS4の時は発売時にそんなに苦労しなかった記憶があるのですが、今日予約権争奪戦に参戦してみた感覚は「熾烈な争奪戦」でした。

●WashingtonPostでもJim Ryan氏へのPlayStation 5についてのインタビュー記事を掲載していました。PS4後方互換についてAV WatchではJim Ryan氏が「PS5ではPS4のソフトが動くという、非常に高い後方互換性を備えている」ことしか伝えていませんでしたが、WashingtonPostでは「PS4のゲームの99%がPS5で動く」と具体的な数字を挙げています。

●TheFloW氏がPS VitaのAdrenalineでPSPのゲームをプレイする際にVitaのネイティブ解像度でゲーム画面を表示することができるプラグインGePatch(GE Patch Plugin) 0.16をリリースしていました。シグナルコマンドの挙動を追加したことや描画の最適化が変更点です。

●Patreonで、VitaHEX氏がAtariから任天堂やPlayStationまでのゲーム機の3Dモデルと情報をまとめたVita向けデジタル百科事典Consolepedia 3D v0.1をリリースしていました。


●GitHubで、MERLev氏がHENkaku環境のVitaでDualShock 4を利用できるようにするプラグインds4vitaをベースにタッチパッドをサポートしたカーネルプラグインds4touch 1.1ds4touch 1.1.1をリリースしていました。Vita TVでのLiveAreaやシステムアプリのサポート(1.1)や達操作の方法の改良(1.1.1)などが変更点です。

●GBATempで、rrocha(rdmrocha)氏が任天堂のNNIDをオフライン状態でSwitchに登録されている既存のアカウントに紐付けまたは紐付け解除することができるユーティリティLinkalho v1.0.1をリリースしていました。
Linkalho

●GitHubで、arch-box氏がNintendo Switchのカスタムファームウェアで非署名NSPや変換XCIをインストール・起動するために必要な署名パッチpatches(sigpatch) 10.2.0をリリースしていました。Horizon OS 10.2.0とAtmosphere 0.14.4をサポートしたことが変更点です。

●GitHubで、averne氏がNintendo Switchの画面表示の色調整を行うことができるユーティリティFizeau v2.0.1をリリースしていました。Atmosphère 0.14.4のサポートやYボタンでオーバーレイの値リセット機能追加が変更点です。

●GitHubで、 Team-NeptuneがNintendo SwitchのカスタムファームウェアAtmosphereをベースにオールインワンパッケージツールKosmos同様必要なものをすべてSDカード内に用意することで機能的に内包するような形にしたオールインワンカスタムファームウェアDeepSea v1.7.2をリリースしていました。Atmosphère 0.14.4へのアップデートが変更点です。

●GitHubで、ndeadly氏がNintendo SwitchでBluetoothをネイティブに使用することができるカスタムモジュールMissionControl 0.2.1をリリースしていました。10.2.0のサポート追加やSteelseries Free/ GameSir G3s/ Hori Onyxのコントローラーサポート追加などが変更点です。

●GitHubで、tomvita氏がJavaによるNintendo Switch向けのマルチプラットフォームグラフィカルリモートデバッガNoexes 1.3aをリリースしていました。他のCFWへの対応のために一部チェック機能を削除したことなどが変更点です。

●GitHubで、RetroGamer74氏がNintendo Switch向けのカスタムファームウェアを選択して起動するブートマネジャーRetroReloaded Pro 1.38をリリースしていました。HekateからRetroReloaded Proに戻る際の不具合の修正や、10.2.0をサポートしたSX OS 3.0.5へのアップデートなどが変更点です。

●GitHubで、exelix11氏がNintendo Switchのcommon.szsにパッチをしてBNTX(Binary NX Texture)ファイルをリプレイスすることでテーマを変更することができるユーティリティSwitch Theme Injector v4.5.2をリリースしていました。同時にszsに加えnxthemeフォーマットのカスタムテーマをSwitch上で直接インストールしたりすることができるユーティリティNXThemes Installer 2.5.1もリリースされています。10.2.0サポートなどが変更点です。

●GitHubで、exelix11氏がNintendo Switchのインターフェースやゲームで使われるBFLYTファイルとBFLANファイルの編集やプレビューを行うことでSwitchの画面レイアウトを編集することができるWindows向けユーティリティSwitchLayoutEditor v1.0 Beta 11をリリースしていました。クラッシュする不具合の修正が変更点です。

●ツイッターで、hexkyz氏がTeam XecuterのSX OS v3.0.4のデータをアンパックするスクリプトtx_unpack.pyをリリースしていました。中身はメモリー関連のバグ修正と10.2.0サポートだったようです。

●GitHubで、tomvita氏がNintendo Siwtchのメモリダンプデータを使いチートのためのポインタサーチを行うことができるユーティリティPointerSearcher-SE 0.5beta1aをリリースしていました。

●任天堂が、「モンスターハンター Direct 2020.9.17」を公開していました。「Nintendo Direct mini ソフトメーカーラインナップ 2020.9」で発表されたモンハンについての情報配信のためNintendo Direct mini終了後に公開されました。2021年3月26日に『モンスターハンターライズ 』、2021年夏に『モンスターハンターストーリーズ2 〜破滅の翼〜』が発売されることが発表されました。

●Kotakuで、 ミラーパネル3氏がNintendo 3DSの『うごくメモ帳 3D』を使い4年かけて制作したアニメ「うごメモ戦士」の本格的なアニメを制作したと伝えていました。公開されたのは34分アニメの冒頭とオープニングだけの予告編で、本編は2020年12月4日の19:30公開予定です。ちなみにアニメ全編を通して『うごくメモ帳 3D』では作れないので、実際には3DSで作画してPCで着色および編集したそうですが、任天堂が想定していた『うごくメモ帳 3D』の使い方の枠から次元を超越した感があります。


GameGaz Daily 2020.9.16

●GitHubで、CTCaer氏がNintendo Switch向け多機能ブートローダーとなるbootloader/package1のリプレイスペイロードhekate – CTCaer mod v5.3.3 & Nyx v0.9.4をリリースしていました。10.2.0のサポートやバックアップpkg1ロードのサポート(hekate – CTCaer mod v5.3.3)、Package1ダンプの不具合修正(Nyx v0.9.4)などが変更点です。

●GitHubで、 Team-NeptuneのSlluxx氏がNintendo SwitchにSDカードやネットワーク経由でNSP/NSZファイルをインストールすることができるAwoo InstallerベースのユーティリティNSXInstaller v1.0.0をリリースしていました。その後名称を変更してNSAInstaller v1.0.1として再リリースしています。

●GitHubで、 Team-NeptuneがNintendo SwitchのカスタムファームウェアAtmosphereをベースにオールインワンパッケージツールKosmos同様必要なものをすべてSDカード内に用意することで機能的に内包するような形にしたオールインワンカスタムファームウェアDeepSea v1.7.0DeepSea v1.7.1をリリースしていました。Awoo-Installerの削除とNSXInstaller(1.7.1でNSAInstallerに改名)の追加、Atmosphère 0.14.3およびHekate v5.3.3への更新(1.7.0)やが変更点です。

●GitHubで、tomvita氏がNintendo Siwtchのメモリダンプデータを使いチートのためのポインタサーチを行うことができるユーティリティPointerSearcher-SE 0.5beta1をリリースしていました。ポインタ候補のダンプデータを直接ダウンロードできるようにしたことが変更点です。

●GitHubで、tomvita氏がJavaによるNintendo Switch向けのマルチプラットフォームグラフィカルリモートデバッガNoexes 1.3をリリースしていました。PointerSearcher SE 0.5以降を使うことでポインタ候補を直接転送できるようにしたことが変更点です。

●TheFloW氏がPS VitaのAdrenalineでPSPのゲームをプレイする際にVitaのネイティブ解像度でゲーム画面を表示することができるプラグインGePatch(GE Patch Plugin) 0.15をリリースしていました。DFSアルゴリズムで表示リストを探っていくよう方式に変えたことなどが変更点です。

●任天堂が、ソフトメーカータイトルの情報を紹介する「Nintendo Direct mini ソフトメーカーラインナップ 2020.9」を9月17日(木)23時ライブ配信すると発表していました。「ソフトメーカー」なのでサードパーティタイトルについての発表になります。

●任天堂が、2020年度 第81期(2021年3月期)の第1四半期決算発表資料と経営方針説明会資料を公開していました。スマートフォンアプリや任天堂IPはあくまでもゲーム専用機へのコンタクトに使うためのもので、ゲーム専用機による「ハード・ソフト一体型」を中核とする商品・サービスを目指す方針を示しています。


GameGaz Daily 2020.9.15

●ブルームバーグで、匿名を条件に取材に応じた複数関係者の話としてPlayStatrion 5のSoCの生産歩留まりが安定しないことから2021年3月期の生産台数を400万台下方修正し、約1100万台と想定していると伝えていました。品質が安定せずSoCの歩留まりが50%程度に低迷(不良品率が高いのか?)していることから生産台数を見直さざるを得なくなったようです。
[9.16追記]
ソニーがブルームバーグの報道内容を否定する声明を発表したとして、ブルームバーグの該当記事にその旨が追記されました。「PS5の量産開始以降、生産台数は変更していない」とブルームバーグの報道を否定しています。

●GitHubで、brainstream氏がPS2のISOイメージファイルを読み込むことができるバックアップローダーOpen PS2 Loaderで使用するPS2のディスクイメージを管理することができるWindows/Linux向けユーティリティOPL PC Tools v2.4をリリースしていました。
OPL PC Tools

●GitHubで、phacoxcll氏がWii UのバーチャルコンソールにNES/SNES/N64/GBA/NDSのROMをインジェクトするこためのWindows向けユーティリティPhacox’s Injector 1.1.4をリリースしていました。DSゲームでのダークフィルターノモディファイ機能追加などが変更点です。

●GitHubで、weihuoya氏が3DSエミュレータCitraを非公式にAndroidに移植したCitra for Android 20200914をリリースしていました。

●Citra Emulatorチームのbunnei氏が、Google Playでも配布されている3DSエミュレータCitraの正式Android版Citra Android Beta 12をリリースしていました。ステートセーブに対応したことなどが変更点です。

●GitHubで、Ryochan7氏がDualShock 4をWindowsが標準で対応しているXbox 360のコントローラーとしてエミュレートすることで、DualShock 4のパフォーマンスを発揮させつつWindowsPCで多くのゲームに対応するコントローラーとしての使用を可能にするユーティリティDS4Windows v2.1.12DS4Windows v2.1.13をリリースしていました。コントローラー上限チェックの強化(v2.1.13)やFORCE_4_INPUTのコンパイルシンボル追加(v2.1.14)などが変更点です。

●GBATempで、Pk11()氏がニンテンドーDSiのカスタムファームウェアHiyaCFWの不具合でSDカードの空き容量が2GBを超えていると発生するDSi Menuの不具合を発生させないためにダミーファイルを作成してくれるユーティリティDummy File Creator for hiyaCFW(dfc) v1.0.0をリリースしていました。

●VG247で、マイクロソフト Xbox Series X/Sはハードウェア的には最新スペックになっているが最新のWi-Fi 6ではなくWi-Fi 5を採用(Xbox One X/SやPS4 Proと同じ)していたり、USB-Cが期待されていたにも関わらずXbox One XのUSB3.0よりは進化しているもののUSB 3.1 Gen 1を採用していたりとI/Oインターフェースが最新ではないと伝えていました。