2022年12月一覧

年末恒例 今年の10大ニュース2022

2022年も残すところあと僅か。

ここ数年ずっとコロナウイルスに社会が振り回されてきました。サプライチェーンに多大な影響を及ぼし、半導体不足からゲーム機が品薄になり、新型に切り替わったPS5やXbox Series X|Sなどは品薄のまま今でも店頭でいつでもどこでも買える状態にまでなっていません。

ゲーム関係に限ると、個人的にはコロナ前後で大きく変わったのは「ダウンロードゲーム(デジタル販売)の比率の向上」だと思っています。

ゲーム専用機のゲームはディスクなどの物理メディアで購入するのがベスト、メディアがないとプレイし終わったゲームを買い取りに出せないので、価格がさほど安くないダウンロードゲームはコスト面で不利なのは間違いないですが、店頭に買いに行かなくてもいい、品切れがないのでいつでも購入できる、ゲームの入れ替えにメディア交換が要らないなどダウンロードタイトルのメリットがようやく正当に評価されたといえるでしょう。

来年発売と言われているPS5 SlimはBDプレーヤーが外付けになると言われています。ゲーム機はまず標準のドライブレス状態で安価に本体を手に入れ、必要があればドライブを追加購入するという形が取れるようになります。今後はデジタル販売が主流となっていくのは間違いありません。

こうなると、つくづくソニーの13年前のPSP goは時代を先取りし過ぎた、マーケティングを読み誤った残念な製品だったなとしみじみ思います。

前置きはさておき、このあたりで毎年恒例の「今年の10大ニュース」をお届けします。順位の基準はニュースの重要性や影響度ではなく、単純にアクセス数の多い順に並べただけです。

なぜだか分かりませんが、ソニー系のニュースだらけになりました。

2022-news

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GameGaz Daily 2022.12.31

●GitHubで、SKGleba氏がHENlo exploitを利用してPS Vitaに HenkakuとVitaDeployをインストールを可能にするhenlo-bootstrap (henlo_jb) v1.0をリリースしていました。互換性のないプラグインが原因でフリーズした場合に対処方法を表示するようにしたことなどが変更点です。Vitaのブラウザでhttp://deploy.psp2.devへアクセスすればすでにアップデートされたhenlo-bootstrap (henlo_jb)が用意されています。

●ツイッターで、Ifaicompa氏がLinuxでBD-JのISOファイルをビルドするための開発ツールBD-J Linux SDKを使ってPS5の/preinst、/system、/system_deta、/system_ex、/system_tmp、/updateディレクトリを読み書き可能な権限でマウントすることができるようにすることでカスタムテーマを可能にするペイロードPS5 Partition mount(PS5PM)を使用することでsystem_ex/rnps/appsにファイルを上書きしてPS5には用意されていないウェブブラウザを恒久化するブラウザアプリ(NPXS40169)をリリースしていました。ウェブブラウザはhttps://leeful.github.io/ps5/にリダイレクトされるようになっています。

●ko-fiで、ShininGami(ScriptSK)氏がPS4でチートデータを作成したり共有したりするためのデバッガなどの機能を持たせたユーティリティReaperStudio V01.0.2.19105 (Beta3.1)をリリースしていました。

●GitHubで、 jimbob4000氏がカバー画像からPS Vitaの向けのゲームやHomebrewを起動することができるVitaHex氏のランチャーアプリケーションHexFlow-Launcherをベースにカバーフローを3D化しRetroArchとDaedalusX64から起動できるレトロゲームにも対応したRetroFlow-Launcher v5.0.2を更新していました。 RetroFlow_v5.0.2.vpkが差し替わっています。XとOのボタンスワップ設定の追加やカテゴリ読み込み速度改善が変更点です。

●SvenGDK氏がPSX(PS2機能付きのハードディスク搭載DVDレコーダー)のHDDにPCからHomebrewやPS2のDVDゲームISOをインストールすることができるWindows向けユーティリティPSX XMB Managerの次回アップデートでパーティションマネージャーを用意すると公表していました。

●GitHubで、israpps氏がPlayStation 2向けのファイルマネージャーwLaunchELFのモディファイ版wLaunchELF_ISR Latest automated buildをリリースしていました。DVR HDDサポートの一時的な無効化が変更点です。実は昨日リリースされたwLaunchELF_ISR Latest automated buildでDVR HDDのサポートが追加(ただし未テストと記載)されましたが、何か問題があったようです。

●GitHubで、israpps氏がPS2のメモリーカードにインストールしてPS2で起動させることでHomebrewやバッグアップの起動が可能になるFree McBoot (FMCB)のカスタムインストーラーFreeMcBoot-Installer latestを更新していました。

●GitHubで、Staacks氏がNintendo GameBoyとゲームカートリッジの間に接続してUSB経由でゲームのプレイ動画をストリーミングすることができるアダプターGB Interceptor v1.0.0をリリースしていました。macOSで動作するようになったことなどが変更点です。

●PPSSPP公式サイトで、Henrik Rydgard氏がオープンソースのAndroid/Windows/macOS/Linux向けPSPエミュレータPPSSPP 1.14.2をリリースしていました。『Toca/DTM』などでの不具合修正やHomebrewゲーム『Webfest』(『Tempest』とうRPGゲームのクローン)のレンダリングのバグ修正などが変更点です。

●GitHubで、MAME開発チームのcuavas氏が過去のゲーム機やコンピュータの技術保存を目的として、MAME(Multiple Arcade Machine Emulator:マルチアーケードマシンエミュレータ)という名前のまま進化しているマルチシステムエミュレータMAME 0.251をリリースしていました。1970年代半ばに発売されたHewlett-Packard HP 9825A/9831Aに対応したことなどが変更点です。

●Juan Carlos氏が、Windows/macOS/Linux向けのZx Spectrum、Amstrad CPC、MSX-1、SG-1000、Sega Master SystemエミュレータRetro Virtual Machine v2.1をリリースしていました。


GameGaz Daily 2022.12.30

●GitHubで、SKGleba氏がPS Vitaでファイルマネージャー(VitaShell)やダウングレーダー(modoru)、sd2vitaのマウント/フォーマットなどのツールを一本化したVitaハックオールインワンユーティリティVitaDeploy v1.1をリリースしていました。ダウンロードしたパッケージをアプリダウンローダーにインストールさせるようにしたことやnearをVitaDeployに置き換えるときに元に戻せるようバックアップを作成するようにしたことなどが変更点です。

●GitHubで、cy33hc氏が同一LAN環境下でファイル共有を行うためのPS4向けのSMBクライアントPS4 SMB Client v1.05をリリースしていました。Windows共有でのファイル、フォルダのリネームの不具合修正などが変更点です。

●GitHubで、israpps氏がPlayStation 2向けのファイルマネージャーwLaunchELFのモディファイ版wLaunchELF_ISR Latest automated buildをリリースしていました。exFATのサポート追加などが変更点です。PSX-PlaceではwLaunchELF 4.43x_ISR rev175として公開されています。

●GitHubで、 SuperrSonic氏がニンテンドーWiiのメディアプレーヤーユーティリティWiiMCの非公式版WiiMC-SS v3.0.0をリリースしていました。オンラインオーディオストリームが非アクティブから1分後に再接続できるようにしたことなどが変更点です。

●Rich Whitehouse氏が、1993年に発売された家庭用ゲーム機Atari JaguarのWindows向けエミュレータBigPEmu 1.04をリリースしていました。