2009年07月一覧

2009年7月16日のニュース

●WiiNEWZで、Wiiの新型MODチップD-Rightのレビューを公開予定であると伝えていました。(D-Rightについては2009年6月30日のニュース参照)

●WiiBrewが北米と欧州でWiiのシステムメニュー4.1がリリースされたことを伝えていました。内容は6月3日にリリースされた日本向けと同じようです。

●Xbox-sceneXbox 360のJasper基板モデルに小型電源ユニットのモデルが見つかったことを伝えていました。容量は150Wのままで変更はないようですが大きさがおよそ1/4になっている模様です。

●Engadget日本版でこの夏に実施されるXbox 360 ダッシュボードアップデートの詳細について伝えていました。市販のゲームがダウンロード購入できるようになるなど変更多数です。

●QJで、来月日本で発売されるWiiの新色 クロ北米で発売される予定がないことを伝えていました。日本に生まれて幸せです。



waninkoko氏がWiiの毒抜きFirmware Updater 4.1リリース

waninkoko氏がブログでWiiのFirmware Updater 4.1をリリースしていました。【情報源:Teknoconsolas

[Google翻訳+まもすけ翻訳]


This application allows you to update your console firmware installed * only * the most important updates (IOS System, System Menu, channels …).
本アプリはWiiの重要な更新*だけ*を適用させます。(IOSシステム、システムメニュー、チャンネル…)
As a result, certain characteristics can be maintained as Trucha bug that affects earlier versions of IOS.
そのため旧バージョンのIOSにあったTruchaバグを利用した、ある特性をそのまま維持できます。


Wiiのシステムメニュー4.1がアメリカ、ヨーロッパでリリースされたので(2009年7月17日のニュース参照)waninkoko氏が今回Firmware Updater 4.1をリリースしたようです。悲しいですが日本だけの4.1リリース程度では出さなかったのに、世界でリリースされたのを確認したら即リリースです。
今回の4.1での大きなハック対策はなかったようですが、毎回毒抜きしてくれるのはありがたいですね。



EZFlash V 3-in-1の、交換できない電池を交換するためのガイド

GBAtempで、Nintendo DSLite用のSLOT2拡張パックであるEZ 3in1の電池をハンダ付けなしで交換するガイドを掲載していました。【情報源:GBAtemp

字数制限のため英文なしの翻訳のみでお伝えします。


数年前に私はEZFlash V 3-in-1 拡張パックを購入しました。それが最近突然GBAのセーブができなくなったのです。それまでは全く問題なく動いていたのでセーブができなくなったのは本当に突然でした。原因を色々調べていくと、3-in-1の電池が死んでいる以外あり得ないというところまでは突き止めました。電池はセーブデータをSRAMに保持しておくために利用されているのです。

電池が死んでしまった場合、3-in-1を買い直すか、電気電子系に詳しいなら電池を交換するかのどちらかになります。

ゲームのセーブができず、手を尽くしてみたが埒があかない場合(GBAExploaderでゲームをNORメモリに書き込んでみたりなど)おそらく電池がご臨終です。災難から逃れるには電池を交換するしかありません。

基板に新品電池をハンダ付けすれば良いと言う人もいるようですが、そんな必要はありません。誰の家にでもあるような、あるモノを使って電池を交換できます。しかもハンダは要りません。

注意事項: 今回のガイドは今までに電子機器を開けたことがあって、それをすることのリスクを理解しているという前提のもとで書いています。基板は精密機器です。強く力をかけたりさわる部品を間違えると大切な3-in-1は二度と復活しないほど完全に息の根が止められてしまいます。ご自身で実行されたことに起因するいかなる故障についても当方は責任を負いません。単に私自身が電池をどうやって交換したのかを紹介しているだけだと思ってください。もしご自身で実行する場合、どういった結果になろうと当方では一切責任は負いません。

必要なものは以下です:

1. 新品電池 – CR1220 6ドル以下あたりで購入できるところもあります。
2. 電気絶縁テープ
3. ハサミ
4. カミソリの刃 持ちやすいグリップ付きが望ましい
5. プラスの精密ドライバー
6. 忍耐力なんぞ

最初に3-in-1のケースを開けます。上部の左角に小さなネジがあるので精密ドライバーを使って外します。

EZ3in1_1

ネジが外れたら3-in-1のケースを前後に分離します。くっついて外れ難い場合がありますので落ち着いてゆっくり外してください。外れたら次のようになります:

EZ3in1_2

ピンクで囲った丸部分: これが電池です。
緑で囲った丸部分: 固定用の粘着物です。

カミソリはケースについた粘着物を削り取るために使います。ケース側を外せば基板が見えます。電池は2枚の金属タブで基板についているのが分かると思います。

EZ3in1_3

通常は電池を外してハンダで新品電池を取り付けますがCR1220で金属タブ対応のものは基本的に売られていません。非対応のものばかりです。しかもハンダは使いたくありません。そうなると他の方法を考えなければなりません。

写真を見て、電池と取り付けタブとの間に少し隙間があることにお気づきかもしれません。実はなんと、その隙間にカミソリの刃を差し込むのです。

EZ3in1_4

電池上側のタブをまず引き起こします。ここで深呼吸してカミソリで反対側のタブの作業を行います。細かい部分になりますがタブは2点で固定されているので少しカミソリの刃をひねって浮き上がらせれます。成功すればこのようになります:

EZ3in1_5

私はちょっと失敗してタブの先端をダメにしてしまいましたが、なるべくそうならないよう注意して作業してください。

ここで底面のタブを上側と同じように外します。ここは電池の下側になるため少しやりにくいと思います。ゆっくり作業をしてください。少しだけ刃をひねっては持ち上げ、ひねっては持ち上げ…上側を外した時の感覚より注意深く。

電池が外れるとタブの部分が空っぽになります:
EZ3in1_6

ここで新品電池の登場です。取り外した電池と比べてみてください。新品電池の方にはラバーコーティングがありませんが、問題はありません。CR1220で3VならばOKです。
EZ3in1_7

新品電池の取り付けには電気絶縁テープを用います。まず1.5-2インチ程度にカットしてください。それを縦にカットします。幅は数ミリ程度です。テープをシュレッダーにかけるようなイメージです。うち1本を粘着面を上にして底側タブの下に置きます。

EZ3in1_8

ここで新品の電池を+側を上にして、タブで挟めるような位置に置きます。タブは曲がっていたら電池の面に対してできるだけ水平になるように戻してきちんと電池とつながるようにしてください。テープは電池のまわりを覆うようにし、シールするようにします。何本かテープを用意して同様にいろんな角度から繰り返します。タブが十分電池と接触しただろうと思うまでやってください。写真などで説明するのも難しいので最後にはこうなりますという見本を以下に載せておきます:
EZ3in1_9

EZ3in1_10

作業が完了したらケースを元に戻します。ネジも締めます。タブを曲げないようにしてテープをフラットに貼り付けるよう注意して作業していればケースに戻してもきちんとフィットするか、若干膨らむ程度で済むはずです。

これで電池交換は完了です。GBAのゲームのセーブができるようになっているはずです。新品の3-in-1を購入し送料を負担して届くまで待つことを考えたら遥かにお得な方法です。


電池切れの3-in-1はどうせ動かないので試してみる価値はありますね。かなり力業ですが。うまくやらないとケースが閉まらず、さらにDSLに入らないなんて落ちもありそうです。