Nintendo Switch 21.0.0対応 Atmosphère 1.10.0(d9fc6e99e)


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GitHubで、SciresM氏がFusée Gelée(NVIDIA Tegraプロセッサの脆弱性を利用し起動時に任意のコードを実行するcoldboot exploit)を利用したりModチップを利用したりすることで起動することができるNintendo SwitchのカスタムファームウェアAtmosphere 1.10.0 pre-release(d9fc6e99e)をリリースしていました。

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Nintendo Switch 21.0.0

に対応したAtmosphereです。今回は21.0.0がメジャーアップデートだったため調整に時間がかかりました。

更新内容がリポジトリに大量に書かれていますが、内容としては不具合修正に加え21.0.0に合わせて調整したという内容がほとんどです。

最初にリリースされたのは日本時間だと今朝の5時すぎくらいですが、実は不具合が早々に発見されたようです。21.0.0のブラウザアプレットでエラーを出すという不具合です。

できるだけ速やかに修正すると言ってますが、実は午前11時時点で既に2度更新されています。修正されたのは先のブラウザアプレットの不具合やeショップのニンテンドーアカウントリンク起動でクラッシュする不具合で、d9fc6e99eのハッシュのファイルは11月16日午前11時時点での最新版となっています。

いつものニュース形式でお伝えします。

    ●GitHubで、fincs氏がNintendo SwitchでNRO形式のHomebrewをロードして実行することができるHomebrewローダーnx-hbloader(hbl) v2.4.5をリリースしていました。21.xに対応したことなどが変更点です。

    ●GitHubで、fincs氏がNintendo SwitchでHomebrewを起動することができるSwitch Homebrew Launcher(nx-hbmenu) v3.6.1をリリースしていました。theme.cの更新などが変更点です。今回アップデートされたというより、これまで修正はしながらもビルドしていなかったのでこのタイミングでビルドして配布された形です。

上記hblとhbmenuはAtmosphere 1.10.0にバンドルされてます。

ブートローダーHekateも更新されました。

    ●GitHubで、CTCaer氏がNintendo Switch向け多機能ブートローダーとなるbootloader/package1のリプレイスペイロードhekate v6.4.0 & Nyx v1.8.0をリリースしていました。hekateは21.0.0のサポートやSDカードが後で挿入された場合などにNyxをロードするオプション追加などが変更点です。Nyxは21.0.0サポートやeMMCパーティションマネージャーに32/64GB以上のemuMMCでHOS USERパーティションをeMMCに簡単に適合させる機能を追加したことなどが変更点です。

Homebrew開発のためのライブラリも更新されました。

    ●GitHubで、fincs氏がNintendo SwitchでユーザーモードHomebrewを開発するための開発者向けライブラリlibnx v4.10.0をリリースしていました。21.0.0のサポートなどが変更点です。

ライブラリが更新されたので、Homebrewは21.0.0対応のためにはアップデートが必須となります。SwitchのHomebrewは今後続々と更新されるでしょう。

Switchシーンが一丸となっている様子がうかがえますね。