新型Nintendo Switch Samsungの7インチ有機ELを採用して年内発売 Bloomberg伝える

Bloombergで、任天堂が新型Nintendo Switchに7インチと大型化したSamsung製有機ELを採用することを計画していると伝えていました。

Nintendo-Switch

ゲーム業界関係者にコネクションを持つ望月 崇氏がWall Street JournalからBloombergへ転職してからBloombergで任天堂の情報が増えました。今回のBloombergの記事もその流れを汲んだ、「事情に詳しい複数の関係者」から入手した情報をもとにした記事になっています。

その内容をまとめると、以下になります。

  • 任天堂は年内にSamsung製有機ELディスプレイを採用した新型Nintendo Switchを発売する計画
  • 有機ELディスプレイは現行の6.2インチから7インチへ大型化
  • Samsung傘下のSamsung Displayが解像度1280×720ピクセルの7インチの有機ELパネルの本格生産を6月にも開始予定
  • 有機ELディスプレイは当初は月産100万個弱の規模で生産する計画
  • 組み立て委託先へのディスプレイの出荷は7月ごろとなる見通し
  • 任天堂が採用するのはガラスの基板を使った硬い「リジッド有機EL」と呼ばれる廉価なパネルで、4K出力にも対応
  • ゲーム機本体の大きさに変更がなければベゼルの幅が狭くなる可能性が高い
  • 任天堂とSamsung Displayにコメントを求めたが回答はなかった

任天堂の古川社長は「(現時点で)新型のスイッチを発表する予定はない」と2月に発言していましたが、具体的に発売しない期間を明言はしていません。その一方でBloombergはずっと新型Nintendo Switchは2021年発売と一貫して伝えています。

今回の内容は今までBloomberg望月氏ルートとは別で出てきた新型Nintendo Switchはコードネーム「Aula」で、有機ELを採用し新型ドックによる4K出力をサポートという情報や高解像度ディスプレイを採用するという情報とも一致しています。一致どころか、情報がSamsung製ディスプレイと言うように具体化されています。

Switchは巣ごもり需要で発売5年目を迎えても販売が好調ですか、ライバルであるPlayStation 5やXbox Series X|Sに今後も対抗するためにら販売強化策が必要であることは間違いありません。

問題は新型Nintendo Switchが発売されるかどうかではなくいつ発売されるのかという一点です。新型Switchの存在は多数のルートで情報が出てきているので間違いないと言っても過言ではありませんが、年内発売と言っているのはもとをたどるとBloomberg望月氏ルートの情報一辺倒なので確実な情報と言えるだけの材料が少ないのが現状です。

Bloombergも新型Nintendo Switch年内発売を確定的な情報として伝えておらず「予定」とか「計画」「見通し」という言葉を使って伝えています。今年の年末商戦期まで今の勢いを維持できると任天堂が判断すれば、新型Nintendo Switch発売が来年に持ち越される可能性も十分あると思いますが、PlayStation 5やXbox Series X|Sが指をくわえているだけで無策、ということはないのでやはり年内の何らかのSwitch販売強化策は必要だと私は考えます。

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