噂のSwitch Proモデル NVIDIA DLSSサポート 高解像度ディスプレイの携帯モードも

Wccftechで、任天堂が発売すると噂されているNintendo Switchの高性能モデルSwitch ProはNVIDIA DLSSをサポートし、携帯モードも大きくアップグレードされることを伝えていました。

Nintendo-Switch

NVIDIA DLSSとは公式サイトによると次のように説明されています。

NVIDIA DLSS (ディープラーニング スーパー サンプリング) は映像の忠実度をまったく新しいレベルに引き上げる画期的な AI レンダリング テクノロジであり、GeForce RTX GPUの専用TensorコアAIプロセッサを使用します。DLSSは、ディープラーニングニューラルネットワークのパワーを活用してフレームレートを高め、美しくシャープなゲーム映像を作り出します。また、パフォーマンスに余裕が生まれるため、レイトレーシング設定を最大化したり、出力解像度を上げたりできます。

一言で言うと、グラフィックのパフォーマンスが向上するというところでしょうか。最大で8K解像度もサポート可能ですが、Switch Proでは4K解像度になるようです。携帯モードのアップグレードは解像度向上させたディスプレイ搭載だろうとWccftechでは伝えています。

正式発表ではないので噂に過ぎませんが、噂の出所は実はReseteraという海外フォーラムのNateDrake氏と言う人物の書き込みに過ぎません。

NateDrake氏の書き込みを辿っていくと、どうもSwitch ProはDLSSと4Kをサポートするという話を聞いただけで、第三者的立場で得た情報のようです。しかもそのSwitch Proは今年2021年内に発売され、もし2022年になるようならここ数ヶ月のうちに情報が伝達(関係者に、という意味だと思われる)されるはずだとしています。

今月初めに開催された2021年3月期の決算発表で任天堂社長の古川社長が「Nintendo Switchが発売4年目で最高の販売台数を記録したばかりの状況において、新しいモデルを発表する予定はありません」と明言したばかりです。その内容とNateDrake氏の書き込みは矛盾しています。ただしWccftechによるとNVIDIAの求人募集広告内容からSwitchの後継機がNVIDIA DLSS 2.0をサポートする可能性があることを過去に報じており、今回のNateDrake氏の書き込みは信憑性が高いかもしれないと判断しているようです。

そもそもSwitch Proの存在はコードネームAulaとしてファームウェアの中に証拠があって、ライフサイクルの半ばの今年あたりに発売がもともと計画されていたのは間違いなく、それがグラフィック強化モデルで4K対応という噂も以前からありました。その噂と今回の話はなんら相違ありません。

誤算だったのはコロナの巣ごもり需要でSwitchがバカ売れしてSwitch Proモデルを今市場に投入する必要性がなくなったことであり、販売の勢いに水を差す可能性がある新型発売の噂を古川社長が「発売予定なし」と打ち消す発言しているだけで、裏では着々とSwitch Proの発売準備が進んでいると考えるべきかもしれません。

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