ゲーム最新情報 2011年1月28日のニュース

●HackMiiで、EAのDSiウェア『Sudoku』(US/EUR/AU)のセーブデータexploitを利用してニンテンドーDSiのDSiモード(高速CPUクロックやRAMアクセス、SDカードスロットアクセスが可能になる)で任意のコードを実行することができる”Hello World”表示に成功したことを伝えていました。DSiウェアexploitはSDカードアクセスはできるもののSlot1へのアクセスができないようです(Slot1へはシステムメニューのみアクセス可能)。

[追記]
HackMiiサイトが更新され、任天堂がSudokuのDSiウェアをUS/EUR/AUno
DSiショップから削除したようです。(Matyapiroさん情報ありがとね)

●任天堂が社長が訊く『ニンテンドー3DS』本体コンセプト篇を公開していました。興味深いのは
・DSは当初1画面の試作機も作られたが結局2画面となり、DSiが出るころから次世代機(3DS)も2画面に決まった
・3DSはコンパクト設計のためDS liteと同じようなコンセプトで薄型を短期間に開発することはない。
・3DSはバックライトがいちばん明るい設定で、「省エネモード」をオフにしたときのバッテリー持続時間は約3時間
・バックライトがいちばん明るいときは、3Dか2Dかで、バッテリー持続時間が約25%違う
・頻繁に通信をし続けるゲームでは、バックライトがいちばん明るいときで、バッテリー持続時間に10%強の影響が出る
・試作機の写真公開
3DS試作機
・スライドパッドと十字ボタンの位置関係は最後までもめた
・ジャイロセンサーは当初からの予定ではなく突然降ってわいてきた話
・1度遊んだゲームであれば、3DSカードをさしていなくても、「すれちがい通信」ができる

●Endless Paradigmで、tpu氏がPSPのHomebrewを体験版形式(NPdemoパッケージ)に変換しOFW6.20以上のPSPで起動するよう変換してしまうユーティリティFake_NPをリリースしたことを伝えていました。署名をいれたHomebrewをISOファイル(120MB未満のみ対応)にしてから変換するようです。

●Endless Paradigmで、plum氏ではなくTOcean氏がPSPのCFW6.35PRO、6.35Customの両方で起動する簡易VSHMENUとなるLight VSH Menu V7 for 6.3XPROをリリースしていました。バグ修正やCFW 6.35への対応、スクリーンショットをL+Rボタン割り当てに変更、画面明るさ変更をL+上下キーに変更などが変更点です。

●Logic Sunriseで、Team FSDメンバーのHellDoc氏がPS3ゲームの情報表示やアップデータをダウンロードするためのユーティリティPS3 Game Manager 1.0.0.3をリリースしたことを伝えていました。

●CVGで、ソニーがGeohot氏らを訴えた裁判についてサンフランシスコ裁判所がGeohot氏に対し一時差し止め請求を出したことを伝えていました。つまりは現時点でソニーの訴えを認めたことになります。

●MaxConsoleで、大手販売店Gamestopの通販サイトがNGP(PSP2)の値段を999.99ドルと表示していたことを伝えていました。価格は未発表なので本当に999.99ドルではありませんが、皮肉なのかウケ狙いなのか、はたまたシステム上価格未定は999.99ドル表示になるのか多少は気になります。

●CVGで、NGP(PSP2)の予想価格についてWedbushのアナリストMichael Pachter氏は最初の一年で1500万台と爆発的に売れるのでPSPと同価格帯の199ドルから249ドルに設定できるはずだと述べ、Lazard Capital MarketのアナリストColin Sebastian氏はスペックから考えて最低でも299ドル、あるいはそれ以上になるだろうと述べ、意見が別れていたことを伝えていました。ちなみにSCEEのCEO Andrew House氏は携帯ゲーム機として適切な、かつ手頃な価格帯を狙うという、ライバルとしているはずのiPhoneの価格帯を考えると如何様にもとれるような発言をしています。

●PS3NEWSで、Headkiller氏がPS3のゲームのアップデータをダウンロードしたりゲームタイトルやカバー画像などをデータベース化するためのユーティリティKillahs PS3 AIO Tool BETA v2をリリースしていました。

●Dukioで、KaKaRoTo氏がチリのウェブサイトCHWのインタビューの中で、いまだにPS3にLinuxがインストールできるようになっていないことについてfail0verflowチームはすでにLinuxのインストールができてはいるものの、GameOSとOtherOSのシステムは全く異なるためユーザーが使えるレベルでLinuxカーネルを動作させる状態にするにはまだハードルがあると語ったことを伝えていました。それでもfail0verflowチームの技術を持ってすれば近いうちにGameOSと同じレベルのアクセス権を持つLinuxがPS3で使えるようになるだろうと述べていたようです。


ゲーム最新情報 2011年1月27日のニュース

●PSGrooveで、Drizzt氏がSexy ManagerとOpen ManagerをベースにしたPS3のバックアップマネージャーGaia Manager v2.06をリリースしたことを伝えていました。HV_SIZEの容量を最大3.4MBとし、起動時にクラッシュしないよう修正、8001003Dおよび 8001003Eエラーが出る問題を修正したようです。

●PSP-ITAで、PataPork氏がPSP公式ファームウェアで起動できるようのHomebrewに署名をするためのユーティリティPRX Encrypter GUI v.1.1をリリースしたことを伝えていました。選択したファイルが存在するかどうかのチェック機能を追加したことなどが変更点です。

●MCVで、Nintendo UKのプロダクトマネージャーDavid Yarnton氏が違法コピー問題についてはDSやWiiでの失敗の経験から多くのことを学んだので、3DSでは任天堂だけでなくサードパーティーメーカーでもセキュリティやプロテクトの面でかなり強化していると語ったことを伝えていました。

●GBAtempで、EZTeamがニンテンドーDSi用flashcart EZ5i / EZ5のカーネルEZ5i kernel 3.0 OB5 / EZ5 kernel 2.0 RC20をリリースしたことを伝えていました。アップデートしやすいようにEZ5iとEZ5(オリジナルとplus)でカーネルを分けたようです。

●Elite Mod Sceneで、cOz氏がXbox 360のDashLaunchで複数のディスクをインストールしているときにディスク入れ替えを実現するプラグインDisk swapper v1 BETAをリリースしたことを伝えていました。

●PSGrooveで、Waninkoko氏がPS3のCFW waninkokoにはバグがあり、そのためbrickすることもあったとしてその修正版となるWaninkoko CFW v2をリリースすることを告知したことを伝えていました。修正版は安定してバックアップ起動もできるようです。

●HBLフォーラムで、plum氏ではなくTOcean氏がPSPのCFW6.35PRO、6.35Customの両方で起動する簡易VSHMENUとなるLight VSH Menu V6 for 6.3XPROをリリースしていました。Restart VSH機能を追加、Lock Power SwitchをDisable Power Switchに名称変更、CPU Clock GAMEのバグ修正、6.36でのクラッシュバグ修正が変更点です。

●Engadgetで、なぜかPlayStation PhoneことXperia Playを手に入れたようで、ソニー・エリクソン製Xperia Playの詳細レビューを掲載していました。

●GBAtempで、iSmartチームがニンテンドーDS用Flashcart iSmart premiumのカーネルiSmart Premium Kernel 1.04をリリースしたことを伝えていました。復号化機能を追加したようです。

●プレイステーションオフィシャルサイトで、PS3の本体機能を更新するシステムソフトウェア バージョン 3.56 アップデートが公開されていました。システムソフトウェアのセキュリティーを強化が変更点です。(naoさん情報ありがとね)
PS3-Hacksによると、
・DNSトリック(67.202.81.137)によるPSN接続は問題なし
・Geohot氏のJailbreakは認識するものの8002F828エラーが出て破損データとなるためインストールできない
・KaKaRoTo氏が最新のツールで展開し解析、keyを特定したのでCFW3.56近し
・CFWのままアップデートするとbrickするのでクリーンな状態のOFW 3.55で必ずアップデートする必要がある

●SCEが、PSP2と言われていた次世代携帯型エンタテインメントシステム(コードネーム:NGP[Next Generation Portable])を発表していました。スペックは事前にリークされていた通りになっています。PSPのダウンロードタイトルもプレイできる(エミュレーター内蔵)ようです。

NGP_PSP2

次世代携帯型エンタテインメントシステム(コードネーム:NGP)
CPU ARM® Cortex™-A9 core (4 core)
GPU SGX543MP4+
スクリーン
(タッチスクリーン
5インチ(16:9)、960 x 544、約1677万色、有機ELディスプレイ
マルチタッチスクリーン(静電容量方式)
背面タッチパッド マルチタッチパッド(静電容量方式)
カメラ 前面カメラ、背面カメラ
サウンド ステレオスピーカー内蔵
マイク内蔵
センサー 6軸検出システム(3軸ジャイロ・3軸加速度)、3軸電子コンパス機能
ロケーション GPS内蔵
Wi-Fiロケーションサービス対応
キー・スイッチ類 PSボタン
電源ボタン
方向キー(上下左右)
アクションボタン(△、○、×、□ボタン)
Lボタン、Rボタン
左スティック、右スティック
STARTボタン、SELECTボタン
音量+ボタン、音量-ボタン
ワイヤレス通信機能 モバイルネットワーク通信機能(3G)
IEEE 802.11b/g/n (n = 1×1)準拠(Wi-Fi)(インフラストラクチャーモード/アドホックモード)
Bluetooth® 2.1+EDR準拠(A2DP/AVRCP/HSP対応)

●SCEがアンドロイド端末上で初代プレイステーションの名作タイトルなどをプレイできるPlayStation Suite(プレイステーション スイート)を発表していました。専用端末ではなくAndroid2.3以降であればスマートフォンでもタブレットでもPSoneタイトルがプレイできる(エミュレーター内蔵)ようです。

●Eurogamerで、情報筋からの話としてNGPの発表の中で述べられていなかったNPGのバッテリー持続時間について4〜5時間であると伝えていました。3DS並みではあります。

●lewurm氏がWiiの『LEGO Batman』というゲームを利用し、SDカードのルートにコピーしたHackMii Installerなどのboot.elfを起動することができセーブデータexploit Bathaxxをリリースしていました。Team Twiizersも一緒に開発していたようです。HackMiiではIndiana PwnsがeBayで100ユーロを超える高額な価格で取引されているので他のゲームがあった方がいいと考えていたようです。
httpv://www.youtube.com/watch?v=g4paz0Z9QYY
exploitのセーブデータを見るとRLBJというフォルダが存在しており、まるで日本版があるように思えますが、4Gamerによると日本版の『レゴ バットマン』は販売中止のため実際には存在していません。『Indiana Pwns』もセーブデータは存在するものの肝心のゲームが実は販売されていないというオチがつきましたが、Bathaxxも同じ運命のようです。

●Xbox-sceneで、HeyDex氏がSneakypeanut氏の作成したJTAG Hack可能なXbox 360の12611ダッシュボード対応freeBOOTイメージを作成するユーティリティEasy freeBOOTの改造版でKeyVaultハッシュチェックをバイパスしてくれるEasy freeBOOT 12611 GUI KV Hash Check Removedをリリースしていました。


ゲーム最新情報 2011年1月26日のニュース

●A9VGフォーラムで、VirtuousFlame氏(liquidzigong氏)がPSP-2000v3とPSP-3000の5.03 HENのカーネルexploitを署名付きにした503kxploit_V6をリリースしていました。Davee氏がダウングレーダーで使った$v1のpower_buf_addressを使う方法を流用したようです。

●Google Codeで、hiroi01氏がpprefsのコードをベースに作った*.prx形式のテキストビューアーptextviewer ver. 1.01をリリースしていました。ページ送り/戻り機能を追加などが変更点です。

●PSGrooveで、Rogero氏がPS3のBackup ManagerベースとなるバックアップマネージャーRogero Manager v7.9cをリリースしたことを伝えていました。LV2 Patcher v5を統合、メモリー管理をLv2 Patcherに最適化、起動時にLv2 Patcherの注意書表示を削除、起動時に問題が起こらないようUSBデバイスが無くディスクも入っていない状態で立ち上がるよう変更したことが修正点です。

●PSGrooveで、Dean氏がゲームやAVCHDのファイルマネージャー機能を持ちFTP機能や AVCHD、ブルーレイ再生機能をも統合したマルチ管理ツールMultiMAN 1.14.00をリリースしたことを伝えていました。LV2 patcherなしで起動するよう変更、syscall36を実装、USBメモリーが無くてもアップデータをダウンロード可能に変更したそうです。

●VG247が、PSP2のCPUならびにGPUについて次期iPadやiPhoneと同じようなユニットを採用するかもしれないと伝えていました。その他スペックも以下のように伝えています。
・5インチOLEDマルチタッチスクリーン
・背面含めたマルチタッチトラックパッド
・前面にボタン4つ
・ショルダーボタン2つ
・2つのアナログスティック(方向検知タッチパッド)
・スクリーン解像度960 x 544
・CPUはQuad-core ARM Cortex A9
・GPUはPowerVR SGX 543 MP4+
・RAMはデバッグ機には1GB LPDDR2を搭載していたが市販版は512 MBの可能性
・16GB flashメモリー内蔵
・SDカードスロット搭載
・Wi-fi/3G/Bluetooth対応
・加速度センサー、ジャイロ、前面/背面に計2つのカメラ
・ワイドではないが現行モデルより長く、画面解像度も4倍

●PSX-sceneで、trueicecold氏が(PS3ではなく)PC上のフォルダに保存したPS3のバックアップゲームをスキャンしてそのゲームの詳細情報を表示したりアップデータをダウンロードしたりできるPC用ユーティリティPS3 Game Updater 1.1をリリースしていました。

PS3_Game_Updater

●Lan.stフォーラムで、Yoti氏が起動させるだけでPSPの基板確認ができるユーティリティPSPident 0.73 fixed2をリリースしていました。PSP goでスクイーンショットを内蔵flashに保存した時に”ms0:/…”と表示されるバグを修正、6.xx HENでのスクランブルの計算がおかしいので機能を無効化したことが変更点です。(なのさん情報ありがとね)

●ファミ通.comで、ゲームテックが予約販売のみ実施したPSPgoのBluetooth機能を利用し、PSPgoをPS3用コントローラで操作するためのコントロールホルダー(ゲーム最新情報 2010年9月22日のニュース参照)を直販サイトでも2980円で販売開始したことを伝えていました。PSP goは生産終了なのに…