12.1.0対応 Atmosphère 0.19.5 Hekateと署名パッチもリリース

GitHubで、SciresM氏がFusée Gelée(NVIDIA Tegraプロセッサの脆弱性を利用し起動時に任意のコードを実行するcoldboot exploit)を利用して起動することができるNintendo SwitchのカスタムファームウェアAtmosphère 0.19.5をリリースしていました。

Atmosphere_banner

昨日リリースされたばかりの12.1.0をサポートしたAtmosphereです。SciresM氏はやっぱり仕事早いです。無理してないですかね。

12.1.0のサポートと、マイナーなバグの修正です。そしてProgramIndex APIを利用した最新のゲームをサポートするためのLayeredFSのサポートです。

最も大きな変更点は、システムモジュール、システムデータ、アプレットなどが更新された12.1.0への対応です。そして7.0.0以降のAPIを使った特定のゲームに対応できていなかったのですが、今回のLayeredFSで「100%サポート」とされています。

マイナーなバグの修正というのは、Reboot to PayloadのnroをアップデートすることでOSが再起動前に状態を保存できるようになったことやdns.mitmの動作が上手くいかない不具合の修正などです。

また、署名パッチですがTeJayH 氏がまずpatches(sigpatch) 12.1.0-0.19.5をリリースしていました。THZoria氏とeXhumer氏の署名パッチは7月7日の午前2時現在まだリリースされていません。

CTCaer氏がNintendo Switch向け多機能ブートローダーとなるbootloader/package1のリプレイスペイロードhekate v5.5.8 & Nyx v1.0.5をリリースしました。2時の時点ではなかったのですが、2時18分に見たら公開されていました。12.1.0のサポートと、Nyx v1.0.5ではSandiskのeMMC デバイスヘルスリポート解析のサポートなどが変更点です。

Switchシーンの対応早すぎです。

[追記]
THZoria氏が2時過ぎのちょうど記事をアップした頃にSigpatch 0.19.5 FW 12.1.0をリリースしていました。

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『12.1.0対応 Atmosphère 0.19.5 Hekateと署名パッチもリリース』へのコメント

  1. 名前:メトロ 投稿日:2021/07/11(日) 11:06:39 ID:2658cbf92 返信

    コメント失礼します。
    私のSwitchバージョン12.1.0なのですが改造は可能ですか?
    書いているとおり
    TegraRcmGUIでつなげたのですが
    フリーズしてしまいます。
    やはりできないのでしょうか?

    • 名前:mamosuke 投稿日:2021/07/11(日) 12:25:36 ID:30b343660

      初期型Switchなら可能です。ファームウェアは無関係です。
      https://damota.me/ssnc/checker
      などのチェッカーツールがウェブにありますので対象モデルかどうかを確認してみて下さい。
      チェッカーでPatchedと出たら、法的措置で市場から一掃され逮捕者まで出た違法ツールを使ってハードウェアの改造をする方法が、かつて世界には存在した過去があった事実を自己責任で掘り下げていって下さい。