UploadVRで、信頼できる筋からの情報としてPlayStation 5向けの次世代VRヘッドセットPlayStation VR(通称PS VR2)はほぼ4Kディスプレイを採用するなどの新しい情報を公表していました。
次世代のPSVR2については、3月にソニーが公式に発表しています。新しいVRコントローラーにはDualsenceで採用したアダプティブトリガーやハプティックフィードバックを採用するだけでなく、VRコントローラー独自の機能として触れるだけで指を認識するフィンガータッチ機能、VRヘッドセットがVRコントローラーをトラッキングする機能を実装しています。
今回明らかになったのはPlayStation 5用のソニーの次世代VRヘッドセットの情報です。現行モデルと比べ大幅に高い解像度、アイトラッキング、振動モーター、さらには中心窩レンダリングを備えていると、信頼できる情報源がUploadVRに伝えています。
製品の名称はまだ未公表ですが、UploadVRによると複数の情報源の話からソニーが現時点でPSVR2の詳細情報についてパートナーと既に共有していることが分かりました。その内容は以下です。
- 解像度は片目あたり2000×2040ピクセル、合計4000×2040ピクセル
- レンズの左右別調整ダイヤル
- 視線トラッキングにより見ているものを高解像度でレンダリングする中心窩レンダリング
- 直接触覚フィードバックを行うモーターをヘッドセットに内蔵
解像度は2000×2040ピクセルが横に並ぶ形の4000×2040ピクセルとなり、左右合わせればほぼ4K(3840×2160)となります。片目単独で見てもフルHD(1920×1080)以上の解像度があり、しかもHDと比べれば縦の解像度は2倍あることになります。
注目は中心窩レンダリングという、凝視している部分を高精細にレンダリングして表示し、視野の外側にあり見えてはいるものの細かい情報まで読み取っていない領域は手抜きして力を注がないという技術です。
中心窩レンダリングはVRにおける映像処理の負荷を軽減するための技術、というよりギミックで、見ているところを更に高精細にしてそれ以外は普通のまま、ではなく、見ているところはそのままにして視界の外側にあたる部分の解像度を人間が気が付かない程度に落として画面全体の演算量を劇的に減らすためのものです。今の技術でできる限りのことをやっている、と前向きに捕らえるべき内容だと思います。
ヘッドセットはPS5とUSB Type-Cケーブルで接続します。PS5のフロントにはUSB Type-Cポートが一つあるので、そこへ接続するのでしょうか。またヘッドセットにはオンボードカメラがあり、そのカメラでコントローラーをトラッキングする仕組みとなるため、接続は現行モデルと比較すると、オールワイヤレスにはならないものの大幅にシンプルになりそうです。
PSVR2は2022年以降に発売という情報しか現時点ではありません。パートナーと情報を共有しているとしていることから既に対応タイトル開発が始まっているはずですので、今後更に今回のような情報(のリーク)が出てくるでしょう。