3.71にも対応 h-encore² by TheFloW

GitHubで、TheFloW氏がVitaの最新ファームウェアである3.71に対応したカーネルexploitを利用してVitaをJailbreakするh-encore² v1.0をリリースしていました。

なんの前触れもなく突然h-encore²がリリースされたので私も驚きました。8月26日月曜の夕方くらいにTheFloW氏がh-encore²とだけつぶやいたのは気がついていました

それが何を意味するのかはそれから5時間ほど経過した夜になってからでした。本人も「サプライズ」と表現するサプライズでしたね。

前回のh-encoreは対象ファームウェアが3.65-3.68でしたが、h-encoreの第二弾はh-encore2ではなく二乗のh-encore²で、対象ファームウェアが3.65-3.71と新しいファームウェアを増やした形となっています。
h-encoreで利用していたカーネルexploitは既に対策されていますのでh-encore²のカーネルexploitは無論未発表の新しい物です。TheFloW氏によると、今回利用したカーネルの脆弱性を見つけたのは1年以上前で、先週末にh-encoreでも利用した『bitter smile(ビタースマイル)』の未対策セーブデータexploitに実装して動作するようになったそうです。

ensoを使うのでなければもうVitaをダウングレードする必要はなくなりましたが、ちょっとうれしくない情報もあり、実はh-encore²は安定性がかなり悪く、成功率は25%しかないそうです。

OLEDモデル(1000シリーズ初期型)はh-encoreインストールにメモリーカードが必須になります。内蔵メモリのあるSlim/PS Vita TVはそちらをつかえるのでメモリーカードは不要です。メモリーカードと内蔵メモリの空き容量は最低270MB必要です。また、VitaはPSNアカウントに紐付いている必要があります。認証までは不要です。このあたりはh-encoreと条件は同じです。

インストール方法はh-encoreとほぼ同じ(h-encoreをh-encore²と読み替える程度)なので今は省略します。時間があれば追記する形で書きます。

なお、TheFloW氏によると3.71からmodoruを使ってダウングレードするとbrickしてしまうようですので注意して下さい。

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