Redditで、GitHubにあるNintendo Switchエミュレータに対してDMCAに基づく削除通知が行われたと伝えていました。
任天堂がNintendo Switchエミュレータyuzuの開発チームを提訴したことからスタートしたエミュレータ排除への取り組みは終わらないようです。現時点で誰が削除申し立てをしたのか分かりませんかおそらく任天堂でしょう。
GitHubリポジトリでDMCA削除通知が発行されたのはNintendo Switchエミュレータ各種で、フォーク(派生版)を含み、明らかになっているだけてもCitron、Eden、Kenji-NX、MeloNX、Pine、Pomelo、Ryubing、Ryujinx、Skyline、Sudachi、Sumi、Suyu、Yuzuとなっています。消えたはずのyuzuなどはおそらく単純なフォークとして存在していたものでしょう。私も存在を把握していないエミュレータまで含まれています。
削除通知は昨日発行され、昨日の時点で「明日削除」となっていますので、本日中にリポジトリから消されると思います。
日本時間の13時時点では、例えばeden-emulatorチームがWindows/ Linux/ FreeBSD/ Solaris/ OpenBSD/ Android向けのNintendo SwitchエミュレータEdenはまだ存在しています。
仮に今のリポジトリが消されてもソースコードを誰かが保管していたらいずれまたフォークが現れるだけで撲滅は永遠にできません。それでも今後も今回と同じように削除通知を発行されてはまた消されるということが永遠に繰り返されるのでしょう。
もちろん削除通知を不服として争うこともできますが、事実上勝ち目がないと言わざるを得ません。
起点となったyuzuの開発チームは240万ドル(3.6億円)を支払い和解に応じました。そこで一旦は終息しましたが、実際はyuzuがオープンソースで開発されていたためソースコードは広く公開されていたことから、オリジナルyuzuがなくなっただけでyuzuのコード自体までは消すことまではできず、次から次へとyuzuをベースにしたフォーク(派生版)か生まれる事態となりました。
その後も任天堂は「Suyu」「Nuzu」「Uzuy」「Torzu」「Sudachi」などの派生(フォーク)含むGitHubリポジトリを一斉排除に動きましたが、それでもSwitchエミュレータ自体が消えることはありませんでした。
エミュレータ自体は合法と言われていますが、Switchエミュレータに関してはエミュレータの存在ではなく著作権侵害を助長しているという観点から任天堂が法的措置を施しています。
GitHubではDMCA(アメリカのデジタルミレニアム著作権法)に基づく削除通知(著作権侵害に当たるインターネット上のコンテンツを削除要求)の申し立てか行われた場合、一定期間内に異議申し立てをしない限り無条件でコンテンツは削除され、GitHubリポジトリから消えてしまいます。異議申し立てをした場合任天堂から本格的に提訴される可能性があります。
過去yuzuが和解に応じざるを得なかった事実から任天堂と正面からまともに法廷で争うことは勝ち目のない相当ハイリスクな訴訟と言えます。通常は異議申し立てをせずコンテンツ削除を黙って見届けるしかありません。
Switchエミュレータは現行機種だった時点でエミュレータが開発されたという非常にレアな存在でしたが、現行機種だった故に任天堂から執拗に目の敵にされました。エミュレートでバックアップ起動まで実現した技術は見事ですが、今のところは残念な結果になっています。
