Switch版『コットン ガーディアンフォース サターントリビュート』はZebraEngineエミュレータで動いていた!早くもROM入れ替えが可能に

Kotakuで、Nintendo Switch向けに発売された『コットン ガーディアンフォース サターントリビュート』がセガサターンエミュレータで動作していることが分かったと伝えていました。

Nintendo-Switch

2021年9月30日に発売された『コットン ガーディアンフォース サターントリビュート』で、PS4とSwitch向けに発売されました。サクセスから90年代後期にリリースされたシューティングゲーム『コットン 2』『コットンブーメラン』『ガーディアンフォース』を1つのパッケージに収録したものです(Xbox One版とSTEAM版も後日発売されます)。ベースのゲームにはアーケード版とセガサターン版がありましたが、「サターントリビュート」という名前から分かるとおりサターン版がベースになっています。

これらのサターン版ゲームはどうやら各プラットフォームに移植されたのではなく「ZebraEngine」というエミュレーション技術を使っているそうです。「ZebraEngine」は互換性とパフォーマンスが非常に高いクローズドソースのセガサターンエミュレータSSFをベースにしていることが調査の結果分かったとGBATempで話題になり、即座にシーンが反応。セガサターンのROMをインジェクトしてZebraEngineで実行してゲームの入れ替えができることや、iniファイルの設定を変更することで拡張RAMカートリッジ4MBの有効化やワイドスクリーン対応が可能であることや、隠しメニューを出したりできることも分かりました。
ZebraEngine option

ゲームのインジェクトはromfsをダンプしてファイルを置き換える程度になります。Atmosphereが動作するSwitchでないと当然できません。
インジェクトして入れ替えするゲームのcue + binデータを用意し、cueファイルをCotton2.cueにリネーム(binファイルはそのまま)、それらをatmosphere/contents/0100094014BE4006/romfsにコピーするだけです。
romfs

サターンROMの互換性チェックも始まり、プレイできるゲームとそうでないゲームの情報も集まり始めました。現状プレイできるゲームの割合がかなり高いですが、中にはプレイできないものもあります。情報はhttps://gbatemp.net/threads/saturn-emulation-using-cotton-guardian-force-testing-and-debug.600756/post-9621207にあります。

実際かなりのゲームが普通に動くようです。

セガサターンエミュレータをSwitchで動作させる方法が期せずして降ってきたことになりますが、PS4版共々入力遅延の不具合が発生しているようで公式サイトで今後入力遅延解消のためのアップデートを予定していることを公表しています。
今後SwitchだけでなくPS4版でも当然同じ流れになるかもしれません。

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