バグを修正したSwitch 9.1.0サポートの正式版 Atmosphère 0.10.1

GitHubで、SciresM氏がFusée Gelée(NVIDIA Tegraプロセッサの脆弱性を利用し起動時に任意のコードを実行するcoldboot exploit)を利用して起動することができるNintendo SwitchのカスタムファームウェアAtmosphère 0.10.1をリリースしていました。

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9.1.0に対応したAtmosphère 0.10.0はプレリリース版で、バグ報告があれば修正して改めてリリースすると事前に公表されていました。バグは当然出てくるのでAtmosphère 0.10.0のリリース後改良が頻繁に行われました。昨日くらいからGitHubへのプッシュの頻度が落ち着いてきたのでそろそろ修正版がリリースかなとは思っていました。

修正点は5.0.0以降でのメモリ再割り当てが正しくできないバグを初めとした不具合修正やライブラリシステムの整備、システムメモリヒープの分断予防のためのブートシステムモジュールの非セキュアメモリへのロード、チート適用の安定性向上、若干のメモリ使用量削減などです。今回はプレリリースではなく正式版としての扱いですので、Switchの9.1.0を正式にサポートするのはこのAtmosphèreは0.10.1ということになります。

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