7月中にリリース Nintendo Switch向けAndroid LineageOS 15.1 by switchroot

ツイッターで、switchrootチームが、Nintendo Switch向けAndroidベースのLineageOS 15.1を今月中にリリースすることを発表していました。

switchrootチームはSwitch向けAndroidを開発していることを公表していましたが、早くもリリースの準備が整ったようです。

A preliminary DevDB post is up here: https://t.co/5UOXqkRJQK (locked until actual release). Current ETA: Within the next five days.

— switchroot (@switchroot_org) July 24, 2019

LineageOS 15.1を5日以内にリリースする、と発表しています。
7月25日にこのツイートがされていますので、事実上7月中にリリースと言うことになります。

LineageOS 15.1はAndroid 8.1 Oreoベースで、ゲーミングタブレットNvidia Shield TVのAndroid OSをベースにしています。
カスタムリカバリTWRPをプリインストールし、Switch特有のTVモードと携帯モード両方で動作します。BluetoothでJoy-Con接続し、携帯モードでもJoy-Conをサポートしています。オーディオもサポートしているとのことですので、音が鳴らないということもなさそうです。

また、以下の機能には対応できていません。
・スリープが動作しないためバッテリー消費に難あり
・センサーとのやりとり方法が判明していないため画面の回転ができない
・ドックに挿入したときに画面OFFできない
・充電状態を検出できないが、充電自体はできている
・一部アプリケーションがJoy-Conの入力を受け付けない
・画面にまだ触れていないのにタッチを感知してしまうときがある

まだリリースされていませんが、インストール方法は紹介されています。
1) SDカードの容量に対応したイメージファイルを用意する
2) SDカードにbalenaEtcherなどでイメージファイルを書き込む
3) Androidのカスタムユーザー向けにGoogleアプリを配布しているOpen GAppsからAndroid 8.1 ARM64のGoogleアプリをダウンロードする
4) 必要であればSwitchをNvidia Shield TVと認識させてNvidiaのアプリをインストールするshield-ifierのzipファイルを入手(どこにあるのかは未調査)し、SDカードにコピーする
5) hekateをロードしてVOL-を押しながらAndroid config選択してTWRPを起動し、GAppsのzipファイルなどのzipファイルを焼く
6) hekateをリブートしてAndroidで起動する

ゲーム機でLinuxを起動するのはハッキングの定石ですが、Linuxよりも一般ユーザーになじみがあるAndroidならSwitchでの起動を待ち望んでいるユーザーも多いのではないでしょうか。