GameGaz Daily 2020.6.25

●GitHubで、LIJI32氏がmacOS/Windows向けのゲームボーイ/ゲームボーイカラーエミュレータSameBoy v0.13.3をリリースしていました。スケールフィルタのアップデートによりLCDとCRTでのシェーダーのクオリティを向上させたことなどが変更点です。

●GitHubで、asiekierka氏がTIC-80という、ゲームの開発したりそのゲームを実際にプレイしたりなどを行うことができるオープンソース仮想環境コンピュータである公称「ファンタジーコンピュータ」をNintendo 3DSに移植したTIC-80 (3DS) build 2をリリースしていました。オリジナルのTIC-80自体はGitHubで公開されており、メジャーなOS(具体的にはWindows/macOS/Kinux/Android/iOS)向けにビルドされたバイナリが配布されています。
TIC-80

●Marat Fayzullin氏が、1982年にアメリカでコレコが発売した家庭用ゲーム機コレコビジョン(ColecoVision)をWindowsやLinux、Androidなど主要なプラットフォームで動作できるようにしたColecoVisionエミュレータColEm 5.1をリリースしていました。
Galaxians on ColEm

●GitHubで、vvanelslande氏がCitraをベースにしたWindows/Linux(Ubuntu)向けニンテンドー3DSエミュレータvvctre 34.7.1をリリースしていました。Linuxでプラグインがロードされない不具合の修正が変更点です。

●一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会が、新型コロナウイルス感染拡大防止のため幕張メッセでの開催を中止しオンライン開催を検討していた東京ゲームショウ2020について、9月23日(水)から27日(日)までの5日間「東京ゲームショウ2020オンライン(通称TGS2020 ONLINE)」を公式サイトにて開催すると発表していました。公式サイトはhttps://expo.nikkeibp.co.jp/tgs/2020/です。


PS4にバグ報告報奨金プログラム 重大な脆弱性には535万円

PlayStation.Blogで、ソニーがセキュリティプラットフォームHackerOneと提携し、PS4の脆弱性を発見して報告すると、それが重大な脆弱性だった場合5万ドル(日本円で535万円相当)の報奨金を支払うPlayStation Bug Bounty Program(バグ報告報奨金プログラム)を開始したことを発表していました。

hackerone

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GameGaz Daily 2020.6.24

●GitHubで、Creckeryop氏がPS Vitaで漫画を読むことができるコミックリーダーNOBORU 0.61をリリースしていました。検索がクリアされてしまう不具合の修正などが変更点です。

●GitHubで、bucanero氏がVitaにオリジナルpkgをインストールしたり、NoNpDrmの偽ライセンスを使いpkgファイルをVitaに直接ダウンロード/アンパックしたりすることができるユーティリティpkgiをPS3に移植したPKGi PS3 v1.1.6をリリースしていました。アイテムダウンロード時に.rifファイルを生成(要アクティベート)できるようにしたことなどが変更点です。

●GitHubで、TheMightyV氏がDiscordのRich Presence機能(プレイ中のゲームの情報を表示する機能)で表示するゲーム情報をPS Vitaでプレイ中のゲームに切り替えることができるVitaのカーネルプラグインVitaPresenceと合わせて使用するWindows向けユーティリティvita-presence-the-server v0.1をリリースしていました。Rich Presenceのサムネイルをサポートしています。

●GitHubで、Cryptogenic氏がPS4向けの開発ツールとしてソニーのSDKを使わず独自のオープンソース開発環境を使用するツールチェーンOpenOrbis PS4 Toolchain v0.4をリリースしていました。C++のサポートなどが変更点です。

●GitHubで、V10lator氏がWii Uのコンテンツを任天堂のアップデートサーバー(NUS: Nintendo Update Server)から直接Wii Uにダウンロード・インストールすることができるユーティリティNUSspli v1.11をリリースしていました。カスタムフォルダ名の不具合修正などが変更点です。

●GitHubで、KMFDManic氏がファミコンミニ・スーパーファミコンミニ・メガドライブミニのRetroArch向けモジュールKMFDManic Mini Classic Xtreme Core/HMOD Set(NESC-SNESC-Modifications) v.3.8-06-23-2020をリリースしていました。Genesis Mini Classicでの6ボタンコントローラーの不具合修正などが変更点です。

●GBATempで、SFC-hacker氏がNintendo 3DS『マリオカート7』をハック(チート)するためのCTRPFプラグインMario Kart 7 Plugin Deluxe v1をリリースしていました。
https://www.youtube.com/watch?v=nD5ZJC9Hd0c

●GitHubで、badda71氏がAmiga 500エミュレータUAE4ALLをNintendo 3DSに移植したuae3DS v1.0をリリースしていました。ステートセーブの刷新などが変更点です。

●GitHubで、vvanelslande氏がCitraをベースにしたWindows/Linux(Ubuntu)向けニンテンドー3DSエミュレータvvctre 34.7.0をリリースしていました。プラグイン追加などが変更点です。

●キャリコネニュースで、品薄が続いているNintendo Switchについて任天堂の広報がキャリコネニュースの取材に対し「生産状況はおおよそ平常に戻ってきている」と回答したことを伝えていました。供給状況はほぼ100%に回復しているものの品薄が解消されていないのは『あつまれ どうぶつの森』などの人気タイトルの発売に伴う需要がそれを上回っているためだと伝えています。今後の品薄解消の見通しについて任天堂の広報は「市場次第なので分からない」と回答しています。

●Bloombergで、任天堂はNintendo Switch向けの『あつまれ どうぶつの森』大ヒットによってスマホ向けのゲームビジネスへの注力する戦略を見直し家庭用ゲーム機重視へシフトしていると伝えていました。『マリオカート ツアー』以降任天堂からのスマホ向けタイトルのリリースはなく新作アナウンスも特にありません。もともとスマホ向けコンテンツビジネスへのシフトはWii Uでの失敗により新たな収益ビジネスの必要性から生まれたもので、Switchでの成功によってその必要性が薄くなったということのようです。もともと任天堂は自社でスマホ向けコンテンツに取り組まずDeNAを介していました。今思えば内部リソースをモバイル事業へ割くことを最初から避けていたことになります。任天堂本体はいつでも家庭用ゲーム機を主力と考えていただけと言えなくもありません。