BootMii公式ページを翻訳してみました

先ほどBootMiiベータ版登場のニュースをお伝えしましたが、Wiiユーザー待望のBootMiiですので公式サイトの”About Bootmii”翻訳もしちゃいます。【情報源:Bootmiiについて


BootMii is a set of software that can be installed on Nintendo Wiic consoles to provide added functionality, safety and convenience.
BootMiiはNintendo Wii本体にインストールする事で機能を追加する事が出来る、安全で便利なソフトウェアです。

BootMii for Users:
BootMii is a piece of software that can be installed as an IOS or inserted into the boot process. As an IOS, it provides a fast way to back up your Wii’s internal NAND flash memory, and will eventually form the basis of a new generation of homebrew applications for the Wii. Inserted into the boot process, BootMii provides you with a “safety net” — you can back up your entire Wii to SD in under three minutes! If you were to brick your Wii, BootMii would still run and let you restore your backup from SD, quickly and painlessly. BootMii also allows you to directly boot the Homebrew channel or other homebrew from SD, bypassing the “warning screen” and the rest of the menu.
BootMiiはIOSとしてインストールでき、起動プロセスに割り込めます。IOSとしてWiiの内部NANDフラッシュメモリーを素早くバックアップする事が可能です。今後のWiiの新世代Homebrewアプリケーションの基礎となるでしょう。起動プロセスに割り込むことで、みなさんに”セーフティーネット”を提供できます–3分以内でWiiを丸ごとSDカードにバックアップ可能なのです!万が一Wiiがbrickしてしまった場合でも、BootMiiなら起動できるのでSDカードからバックアップしておいたNANDを素早く、しかもたやすく書き戻すことが出来ます。BootMiiはそれ以外にもHomebrew channelや他のHomebrewをSDカードからダイレクトに起動ができますし、Wiiの”警告画面”やWiiメニューもスキップできます。

Coders:
You will have full access to both processors inside the Wii, and can inject code anywhere into the boot process. Want to write your own system menu? Stick it on your SD card and boot it. BootMii is powered by USBGecko — as with the Homebrew Channel before it, you can upload code and run it via USBGecko. With BootMii, you can upload code to either processor a few seconds after poweron.
Wii内部の両プロセッサーにフルアクセスが可能です。そして起動プロセスのどこにでも任意のコードを埋め込む事が可能です。オリジナルのシステムメニュー、作ってみたくないですか?SDカードに放り込んで起動させるだけで実現できます。BootMiiはUSBGeckoでよりパワフルに使えます–Homebrew Channelと共に使用することでコードをアップロードでき、USBGecko経由で起動できます。BootMiiがあれば電源投入後ほんの数秒でどちらのプロセッサーにもコードをアップロードすることが可能になります。

Get BootMii!
The BootMii Installer will always be available for free for download and personal use on our Downloads page. Parts of BootMii are open-source software, and will be available from our public git repository once we’re done setting it up.
BootMiiインストーラーはダウンロードして個人で利用する分には無料で提供しています。BootMiiはオープンソースソフトウェアで、準備が整い次第我々の保管庫から利用できるようにします。


このブログにはWii SaveMii&BootMiiというカテゴリーを設けてあります。SaveMiiとBootMiiという、Team Twiizersの2つのコンセプトが告知された時からこのブログではWiiに変革をもたらすものとして注目していました。そのため当初からWii Hackカテゴリとは別建てしてあります。
SaveMiiを活用するためにはMODチップ取り付けが必要という高いハードルがありましたが、BootMiiはそれすら不要にしています。
NANDフラッシュを扱えるところはPSPのパンドラバッテリーと似ていますね。Wiiの時代がやって来たかもしれません。


Xbox360にモーションセンサーコントローラー(仮)登場か

Xbox-sceneで、身体全身の動きを検知してゲームのプレイヤーを操作できるモーションセンサーコントローラー(仮:しかも今勝手に名付けた)をE3で発表する可能性があると伝えていました。【情報源:Xbox-scene


WSJ ‘Confirms’ Xbox 360 Full Body Motion Sensing Controls
WSJはXbox360に全身動き検知操作の登場を’確認’

Microsoft Corp. is developing a new videocamera for its Xbox 360 videogame console that will allow players to control games with the movement of theirbodies, according to people familiar with the matter.
マイクロソフト社はXbox360用にビデオカメラを開発しました。全身の動きでゲームのプレイヤーをコントロールできるようになります。関係者の話で明らかになりました。

Unlike the Wii, the Microsoft camera won’t require users to hold any hardware in their hands to control in-game action, people familiar with thematter say.
Wiiとは異なり、マイクロソフト社のカメラはユーザーが手に持ってプレイする必要がないそうです。

The device could be shown as early as the E3 game industry conference in Los Angeles in early June, though it likely will not be released until nextyear, these people say.
そのデバイスは6月にロサンゼルスで行われるE3(Electronic Entertainment Expo)でお披露目される可能性があります。ただ、実際の発売は来年以降となるそうです。


覚えている方もいるかもしれませんが、数ヶ月前マイクロソフトが3DV Systemsを買収したニュースをお伝えした際にすでにモーションセンサーコントローラー(仮:クドいけどさっき勝手に名付けた)の登場が予測されていました。発売は先ながらも発表自体以外に早いなというのが印象です。
順を追って情報が出て来ているので偽情報だと思いたくはないですが、Wiiを遥かに超える体感ゲームの登場が期待できそうで楽しみです。

でも、Wiiと異なり設計時点から考慮に入れていたわけではないので単発モノのゲームしか出ないでしょうね。販売台数増の起爆剤になるかどうかに関しては、おそらく日本では焼け石に水…


Nintendo DSに新たなコピー対策が

GBAtempで任天堂DSマジコンに新たな不正コピーによる著作権侵害対策が施されることを伝えていました。今のところターゲットはR4だけらしいのですが…【情報源:GBAtemp


New ROM Anti-Piracy Software, Out by December 2009
新型ROMは著作権侵害対策ソフトウェア、2009年12月登場

Andrew Mclennan, CEO of U.K.-based Metaforic, has announced a new anti-piracy measure for flash linkers. Specifically engineered for ROMs, and not homebrew, this new bit of software can be injected into code and will cause the corruption of ROM files which are pre-patched before launching. The code is currently specifically targeted to the R4 patching routines, due to its popularity. Nintendo is behind this anti-piracy software 100% as are 6 leading third party NDS software publishers.
Andrew Mclennan氏はマジコン用の新型著作権侵害対策法を公表しました。ターゲットは市販のROMであり、Homebrewではありません。ROMファイルにあるコードを仕掛け、起動前に何らかのパッチが施されると起動しなくなる仕組みです。現時点では一番人気のあるR4の、パッチして起動させる仕組みをターゲットとしているようです。任天堂はNDS用ソフトウェアメーカーの主要6社と共にこの不正コピー対策を100%支持しています。

It will remain to be seen what hackers can do with the anti-piracy measure when it begins to ship, injected into retail carts, as soon as December of this year. The code can be altered to change its signature for each retail cart, potentially preventing an automated fix from being developed.
今年12月早々に著作権侵害対策を施された市販カードリッジが出荷された後、ハッカーが対応できるのかどうかは不透明です。対策のキモとなるコードは市販カードリッジごとに署名を変更することで作り替える事ができるため、自動修正機能が開発されるのを予防する効果があります。

Metaforic’s goal is to “annoy the hackers” as much as possible. They admit that the solution is not fool proof but it should require a fresh hack on a per-ROM basis. Thus allowing software a longer shelf life before it is pirated.
今回対策の目的は可能な限り”ハッカーを困惑させる”ことにあります。今回の対策が著作権侵害対策のための完全な設計ではないことは理解しています。しかしROMごとに新たなハッキングを施さなければ起動させる事ができなくなります。そのため不正にコピーされるまでに時間がかかり市販カードリッジのソフトウェアとしての賞味期限が長くなるのです。


R4がメジャーになったために起動時にパッチをする形態を採用しているマジコンは数多くあります。R4対策と言いながら実はその他もろもろも一気に一網打尽かもしれません。
事前にパッチが出来ないとなると、チートなども全滅でしょう。

どうやら不正コピーソフトを1つ1つクラックして行かないと起動できなくするようです。クラックされてしまうのを見越した上で、それを大変な手間がかかる作業に仕立て上げてしまうようです。
なるほど、確かにこの方法なら面倒くさくて”全部なんかやってられるか!”になりますね。クラックされるのは人気ソフトだけになるとメーカーサイドは予想しているのでしょう。しかもおそらくそう言ったソフトには2重3重の対策が施してあるでしょうからマジコンで起動させるのが途轍もなく手間のかかる作業になります。

今回の対策もイタチごっこの一環でしょうが、嬉しい事が1つあります。それはHomebrewに関してはマジコンの存在を否定していないことです。
市販のROMさえ起動できなければ自作アプリのためのプラットフォームであるマジコンは黙認する、こんな方向性だと嬉しいですね。
ファームウェアアップデートでマジコンが起動しないよう対策してこないのはそのあたりに理由があったりして…

1つだけ現時点で明らかなことは、ユーザーがモラルを守っていればこんなことにはならなかったと言う事だけです。
ゲーム界の発展と、Homebrewシーンの発展のために著作権を侵害するような行為は慎みましょう。