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マジコン包囲網強化再び?韓国で業者実刑 アキバではマジカル上海閉店

Impress WatchのAKIBA PC Hotline!の写真サイトtwit picで、東京秋葉原に今年オープンしたばかりの「マジカル上海」さんが閉店することを伝えていました。【情報源:AKIBA PC Hotline!


マジカル上海_大人の事情により閉店

マジコンやゲーム関連グッズなどを販売していた「マジカル上海」が閉店。「大人の事情により閉店いたしました」と張り紙有り。


大人の事情…

少し前になりますが、韓国でマジコンを輸入販売していた業者に実刑判決が下されました。【情報源:YAHOO! NEWS


任天堂ゲーム機用「マジコン」輸入・流通、業者に実刑

【ソウル15日聯合ニュース】ソウル南部地裁は15日、任天堂のコピー防止技術を無力化する装置を輸入・流通させた疑い(コンピュータープログラム保護法違反)で在宅起訴された貿易業者社長に対し、懲役8か月の実刑を宣告し、法廷拘束したと明らかにした。判決文は、任天堂ゲーム機で海賊版ソフトが使用できる装備を輸入・流通させ、任天堂の技術的保護措置を無力化し市場秩序を乱した罪は重いと説明した。 ゲーム機関連貿易業者を営むこの社長は2007年12 月、任天堂のゲーム機で海賊版ソフトを使用できるようにする「マジコン」と呼ばれる装置、「R4 Revolution for DS」2万7620個などを輸入し販売した容疑で起訴された。社長は法廷で、R4は海賊版ソフトの稼動以外にも、映画や動画などコンテンツ利用に必須の装置だとし、無条件の禁止は著作権者の権利と文化向上に寄与するとの著作権法の基本原則を考慮しないものだと主張したが、受け入れられなかった。


その2つのニュースから浮かんでくるのは、DS用マジコンの一掃作戦が次のフェイズに入っているのではないか、という予測です。
もともとかなり厳しい対応で臨んでいますので針の穴をつついているだけかもしれません。

マジカル上海さんは今年店舗を秋葉原にオープンしたばかりです。まもすけも一度行きましたが、PSPやDSなどの補修部品なども販売していて非常に重宝するショップであるという認識でした。

マジカル上海in秋葉原

ひと月程前の写真になりますが、ここがマジカル上海さんです。ビルの地下にありました。地下のイメージにそぐわない明るい雰囲気でしたよ。

マジカル上海_マジコン販売

その頃もまだ何軒かのショップでマジコンが販売されていました。ただかつての様に店頭にPOPでデカデカとマジコンの宣伝などしている店舗はほとんどなく、店内に入って初めて分かる程度のひっそり販売でした。
土日は路上販売で手書きPOPにR4だのDSTTだのの文字踊りまくりでしたが(笑)

ただ、アキバを見て回った印象では一番派手に宣伝していたのはマジカル上海さんの店舗前でした。この辺りが大人の事情の一因なのかもしれません。



iPlayer〜DSiマルチメディア再生に焦点を当てたマジコン?登場

Nintendo DSiで直接AVI/WMV/RMVBといった動画ファイルを再生できるSLOT1カードリッジの話題を以前お伝えしましたが(2009年6月8日のニュース参照)、名称はiPlayerとなり公式サイトはhttp://www.dsiplayer.com/であることが分かりました。またGBAtempではサンプルを入手したようで、インプレッションを掲載していました。ベースはAcekard2のようです。【情報源:GBAtemp

長文につき翻訳のみでお伝えします。

iPlayer


iPlayer Hands-On Impressions

iPlayerはスロット1を使うメディアプレーヤーで、Homebrew以外の市販ROMファイルの読み込み機能はありません。つまりiPlayerは現在市場に流通しているマジコンとは異なり映像音声メディアとHomebrewにのみ対応する戦略に基づき開発されました。

マジコン自体でもマルチメディア再生機能はありますが、オーディオコーデックとDPGビデオ(DSに最適化されたビデオフォーマット)にしか対応していません。DPGビデオはマジコンで使用する前にPCでフォーマット変換を行う必要があります。これはDSのCPUが一般的なビデオフォーマットを再生できるほどの能力がないためです。

この問題を解決するためにiPlayerは専用CPUとRAMを搭載し、各種フォーマットのファイルをダイレクトにデコードできるようになっています。そのためユーザーはDSで再生するためだけ事前にフォーマット変換をするような無駄なことをする必要がありません。

iPlayerがサポートするコーデックは多種に渡り、DivX, Xvid, Quicktime, Windows Media video, Realmedia, MPEG, ASF, VOB, Flash videoなどに対応しています。これ以外のフォーマットにも実際には対応していますが不安定だったりかなりの再生遅延があったりするようです(MP4, H264など)。MKVフォーマットは’VIDEO’メニューではファイルが表示されないため使用できませんが、’Files’メニューからなら読み込めます。H264のような処理が重いフォーマットの場合は実用的な速度での再生ができません。マルチオーディオトラックのあるファイルの場合はメインのオーディオトラックのみ再生できます。その場合再生トラックの変更はできません。字幕についてはサポートしていません。

現在主流のXviD, Realmediaについては極端にビットレートが高くなければ驚くほど完璧に再生できます。ただ、フレーム落ちがないわけではなく、突然フレームが飛ぶこともありましたが問題になるほどではありません。音声も同様に良好で、DSのスピーカーからきちんとステレオで出力されますが、ヘッドフォンを使うぶんには問題ないですがスピーカー自体からの出力はかなり小さいです。ただし、ボリュームの可変範囲は2倍程度まであるので一番大きくすれば聞く分には十分な程度にはできますが、それでも普通のDSゲームと同じくらいにしかなりません。

ビデオのクオリティは非常に良好で、色表現に限界があるはずのDSLite/DSiの液晶画面でも非常に綺麗に見えます。元が綺麗なビデオファイルならキレのいいクリアな映像になります。映像は上画面で再生され、下画面にはプレーヤーのコントロール画面とファイル情報が表示されます。下画面は再生後しばらくするとバックライトがOFFになります。画面再生サイズはオリジナルと同じアスペクト比(ワイドスクリーンの場合は上下黒味になり表示部分としては小さくなります)での再生のほか、DSの画面いっぱいに伸ばしての再生も選択できます。ただしワイドスクリーンの場合かなり引き伸ばされます。これはワイドスクリーンのサイドをカットして4:3モードにするオプションがないためです。

サンプルビデオを見て、iPlayerの映像音声の同期性能はかなり印象に残りました。ビデオを十字キーや画面のスライダーで早送り巻き戻しができるのですがその場合映像と音声がばらばらに動いているようで、再生を始めるまではそのままなので見ているといらいらします。もちろんこれはコーデックやビットレート、microSDの速度にもよって変わってきます。

他にも、あったら良いと思っていた機能ですががブックマーク機能というものがあります。これは長編ものの映画やポッドキャストの途中でその位置を保存しておくことができる機能です。

音楽再生は期待通り素晴らしいです。MP3, WAV, OGG, Ape, WMAでテストしましたが動作にはまったく問題がありませんでした。

DLDIはHomebrewをサポートしており、パッチは自動的に行われます。ソフトリセットにも対応しています。

設定メニューで輝度、言語(英語/中国語)、スキン、バックライトのフェード時間、DLDIパッチ、ソフトリセットの設定が可能です。

iPlayerはAcekard2のハードウェアとファームウェアをベースにしています。GUIも分かりやすくまとまっており動作も良好です。特に再生中のファイルのID3タグやコーデック、ビットレートなどの詳細表示は優れものです。ただタッチスクリーンの反応が正確だとは言い難く、何回かタッチしないと動作しないときがありました。

全体的に第一印象としてはかなり良かったです。カードリッジの作りも良好です。高ビットレートの動画ファイルや特定のフォーマットファイルにこそ対応できていませんが、再生できるフォーマットは多岐におよび(Xvid, DivX, RMなど)、扱いも簡単なので機能としては十分です。将来ソフトウェアアップグレードでトラッキング時に同期がうまく取れない問題や、音のボリューム、GUIのレスポンスの問題などが改善されることを期待したいところです。実際iPlayerチームは今後ソフトウェアの改善を予定してお、先ほどの要望も真剣に検討すると話してくれました。

以上で最初のインプレッションを終了します。後に完全レビューをお届けする予定です。GBAtempDS関連の最新ニュース、情報にご期待ください。

注意:今回レビューしたiPlayerはサンプル版です。ラベルも製品版ではありませんしプラスチックケース自体も変更されるかも知れません。


ベースはAcekard 2i (2iとは書いてありませんが常識的に考えてAcekard 2iでしょう) のようです。とするとiPlayerもAcekardチームなのでしょうか。
バックアップROMの起動はできませんが、マジコンが違法扱いされて市場から駆逐されるくらいならiPlayerのような方向性の製品でよいと思います。日本独特の”マジコン”という呼び方も変えたほうが良いかもしれません。
発売日や価格などは明らかにされていませんが、情報が入ったらまたお伝えします。



任天堂版App Store登場でHomebrew=DSiウェア?

MAXCONSOLEで、打倒Appleを目指し任天堂がDSi版App Storeを計画していることを伝えていました。【情報源:MAXCONSOLE


Nintendo planning ‘major app strategy’ for DSi app store
任天堂はDSiショップで’アプリ戦略’メジャー化計画

According to a UK trade publication, Nintendo is planning a major app strategy for the DSi in similar fashion to the Apple App store. Apparently Nintendo has a plan which will push developers towards creating short content for the new DSi.
UK trade publicationによると、任天堂はApple社におけるApp storeと同様の手法でDSiへアプリを配布する計画があるそうです。任天堂はどうやら新型DSiにちょっとしたコンテンツを作ってもらうため開発者に対して働きかけをする計画のようです。


あり得る話ですね。
ただ、同じ話題をDCemuでは Rumor: Nintendo pushing developers to make small DSiWare ‘apps’という形で、あくまで未確認情報として掲載しています。

任天堂はAppleの戦略を指をくわえて長い間見ていたのかもしれません。待望の環境がDSiでようやく整ったというところでしょうか。
SDKは有料かもしれませんが配布され、公認Homebrew開発が可能になり配布も出来るとなるとDSでのHomebrewコミュニティに大きな変化が訪れる事になります。Homebrewという名称がDSiに限ってはDSiウェアと呼ばれる事になるのです。いままでマジコンという裏ツールによって支えられて来たHmebrewの転換期になるのかもしれません。
いずれにせよ3月22日に行われる世界のゲーム開発者が集うゲーム開発者会議(GDC)ですべてが明らかになる事でしょう。