TwistedVoxelで、ソニーの次世代機PlayStation 6のSoCは設計が完了し、2027年後半にも発売される可能性があることを伝えていました。
SoC(System on a Chipの略)は1つの半導体チップ上にシステム動作に必要な機能の殆ど、または全てを実装する設計手法でCPUやGPU、メモリ、I/Oなどの機能を統合して設計されたチップです。
インサイダーとして扱われているKeplerL2氏が海外掲示板NeoGAFに投稿した内容によると、PS6のSoCの設計は既に完了し現在は「プレシリコン検証」という実際ビルドする前段階にテストハードウェアを使ったプロセス検証を行っているようです。今年2025年の後半には最初のバージョンであるA0のテープアウトが予定されています。
テープアウトは回路設計が完成したあと磁気テープにデータを保存することから来ている業界用語で、設計から製造へデータが渡されることを意味します。
KeplerL2氏によると、ソニーは通常A0のテープアウトからコンソール発売まで2年のようですので、PS6の発売は2027年後半と見られます。一方でソニーはPS6の発売時期を2028年としているという情報もあります。
PS6のGPUはAMDのGFX13ベースの派生版でアーキテクチャはRDNA5(現在はUDNAと呼ばれている)となります。
一方でマイクロソフトのXbox次世代機。マイクロソフトとAMDとの契約締結が遅れているため次期Xboxの発売がソニーより遅れる可能性があるとされていました。
中国の掲示板chiphellで、ハードウェアリーカーとして信頼できるらしいzhangzhonghao氏が、PS6は3Dキャッシュを採用するがXboxはSoCの仕様をまだ決定していない、との情報を書き込んでいました。更にAMDはUDNA GPUとZen 6 CPUのラインナップを2026年に発表するのは間違いない、としています。
Xbox Twoのホストの一人でありWindows CentralのエディターでもあるJez Corden氏によると、マイクロソフトはサードパーティにXbox次世代機の独自バージョンを発売させる計画のようです。マイクロソフトはリファレンスモデルとしてXboxを発売し、Xbox互換機をサードパーティに作らせることになります。「ちょうどAI搭載Windows PCとしてマイクロソフトがSurface Pro 11を発売するのと考え方が似ている」そうです。
上記情報が事実であればソニーはPS6で順当に進化するがマイクロソフトはWindows PC市場と同じ状態を目指すということになります。次期Xboxの仕様が固まっていないのは単に遅れているわけではなく自社コンソールをリファレンスモデル化する大幅な方針変更に起因しているのかもしれません。
PS5ってもう5年目なんだよな~売れてるのに全く印象に残ってないハードだ