PRTIMESで、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンが新エリア『スーパー・ニンテンドー・ワールド』を2021年2月4日(木)にオープンすることを発表したと伝えてていました。
当初予定の東京オリンピック前オープンからコロナによるオリンピック自体の延期を経て10月に2021年春開業を発表してしましたが、コロナ対策の目処が付いたのかついに具体的に開業する日にちが公表されたことになります。
一番の注目はARやプロジェクションマッピングなどの技術を駆使したリアルマリオカートライクなライド・アトラクション『マリオカート ~クッパの挑戦状~』のようですが、パーク内で購入する『パワーアップバンド』なるものとスマートフォンアプリを連動させ、実際に自分の全身を使ってハテナブロックを叩いてコインを集めるなど、リアルスーパーマリオライクな体験もあります。
任天堂も公式サイトにて2月4日オープンを発表しています。
全部日本語の発表文ですのでそれ以上の詳細はここでは割愛しますが、コロナ感染者が日々増えて記録を更新し続けているタイミングでオープン日を発表したことに驚いています。せめてもうちょっと早く発表できなかったものか、と。そして実際『スーパー・ニンテンドー・ワールド』に普通に行けるようになる日はいつになるのだろう、と。
渡航制限でどうやっても現状USJには来られない海外のファンよりは日本に住んでいる我々はまだマシですけどね。
ところで、こんな大きなニュースはそれこそ大きなニュースサイトでも伝えるのでここで普通に報じたのでは面白くありません。ここではちょっと違った切り口で『スーパー・ニンテンドー・ワールド』オープン日について考えてみました。
かねてからことある毎にこのブログで書いていますが、ソニーはゲーム機発売で何かにつけて六曜を気にして大安を選びますが、『スーパー・ニンテンドー・ワールド』オープンの2021年2月4日(木)は、なんと仏滅です。翌日金曜日が大安であるにもかかわらず。もっと言うと翌週の2月11日(木・祝)も大安です。
任天堂は普段から六曜なんて気にする様子も見せず最も都合がいい日にちや曜日を選んでゲーム機を発売してきました。参考までに書くと、最近だとNintendo Switchが2017年3月3日(金)発売で先勝、ゲーム&ウオッチ スーパーマリオブラザーズが2020年11月13日(金)赤口などです。
一方ソニーのゲーム機発売日は
初代PSは1994年12月3日(土) 大安
PS2は2000年3月4日(土) 大安
PS3は2006年11月11日(土) 大安
PS4は2014年2月22日(土) 大安
PS5は2020年11月12日(木) 大安
大安ばかりです。
一時期ソニーも大安に固執せず発売日を決めたこともありました。それについては9年前に「ソニー 縁起を担ぐのやめました。PlayStation Vitaは2011年12月17日(土・先負)に発売」で記事にしています。実はソニーが大安発売をやめたのはPSP goとPS Vitaなのです。
もう分かりますね。大安発売やめたゲーム機はことごとく失速する営業的失敗作になってます。ソニーはそれでまた縁起を担ぐようになりました。PlayStation 5発売日に大安を選んできたことから確信しましたが、ソニーが大切な日については大安以外から選んだりすることは今後二度とないでしょう。
そんなソニーからすれば、任天堂が(決めたのはUSJかもしれませんが…)仏滅スタートを選ぶことが信じられないかもしれません。
だから何って?いや、それだけです。『スーパー・ニンテンドー・ワールド』仏滅開業。コロナさえなければ間違いなく大繁盛で、ますます任天堂は六曜なんて気に留めることすらなくなります。
六曜信者からすると興味深いし少し笑える記事。任天堂が企業というよりイノベーション集団であることを考えると迷信を信用しないのもうなずけるかも。