STFUandPLAYで、マイクロソフトのXbox Oneは100〜200MHz低いクロック周波数で動作することになる可能性があると伝えていました。
Xbox Oneの8コアCPUは1.6 GHzと言われています。これが100〜200MHz低くなるわけですから1.3GHz〜1.4GHzのいわゆるアンダークロック状態で動作するということになります。アンダークロックというと通常は低消費電力のためと考えられますが、Xbox Oneの場合はもっと深刻な問題の解決のためだったようです。
STFUandPLAYがXbox Oneプロジェクトに近い人物から入手した情報によると、Xbox Oneには発熱の問題があり、システム自体をアンダークロック動作させることによりその解決を図っているようなのです。
そもそもXbox 360には「RRoD(Red Ring od Death:死のリング/ハードの故障の際表示されるXboxのインジケーターのこと。発熱が原因とされ、初期のXbox 360には頻発した)」という悪名高き持病とお付き合いしなければならなかった過去があり、その反省からマイクロソフトは発熱問題に敏感にならざるを得ません。
ユーザー側にとっては消費電力も抑えられて故障もしないというメリットがありますが、開発者サイドにはこれが負担になる可能性があります。
最近のサードパーティタイトルはマルチプラットフォーム対応(PS4とXbox Oneがあるなど)ですが、アンダークロックはフレームレートに影響するため、例えばPS4版で60fpsで表示されるタイトルがXbox Oneで30fpsになるのであればタイトルの商品力にも影響を及ぼしかねません。
Xbox Oneにアンダークロック縛りがあるのであれば、そもそもハードウェアのスペック自体PS4の方が上と言われていますからXbox One向けの開発にはハンディがあると言わざるを得ないかもしれません。
この話はマイクロソフトからの公式発表ではない、単なる噂にすぎないため真相は不明ですが、過去のRRoD騒ぎを考えると十分あり得る話です。
RRoDもPS3のYLoDもたしかハンダ割れが原因だった気がします。
はんださえどうにかすれば何とかなるような気もします。
PSPみたいにとりあえずアンダークロックして発売するだけかもしれません。
それでも定格クロックを使うゲームが発売されるかわかりませんけど。