PS4の14.00でBD-JB + HENが復活

MortySmithir氏が、PS4の14.00でBD-JBを利用するためのディスクイメージBonk HEN 14.00 disc imageをリリースしていました。

PS4_Jailbreak

現時点での最新ファームウェアであるPlayStation 4 システムソフトウェア バージョン 14.00で有効なBD-JBのISOで、HEN(Homebrew Enabler)を読み込めます。

BD-JBはPS4でBD-Jを利用することでBDを使ってユーザーランドのコード実行を可能にするので、ディスク1枚からHENをロードできるようになります。BD-JはBlu-ray Disc Java、つまりJavaを使ってインタラクティブなコンテンツを制作するためのBlu-rayのシステムで、BD-JBはBD-Jで使っているJavaに存在する脆弱性を利用しています。

HENはBonk HEN 14.00と呼ぶものが使われています。ソースコードは非公開で、配布されているのはバイナリデータのみになります。

MortySmithir氏はソースコードを公開しない理由について、あくまでもプライベートで所有しているとので研究目的だ配布しているからとしています。

そんな中、OptiTronOffical氏がAIを使ってリバースしてオープンソースとしたPS4-14.00-BD-JBを公開しているのを見つけました。HENはBonk HEN 14.00 と書かれているので先述のHENです。

ただしそのBD-JBとHEN、もともとはASaudidos氏がプライベートで所持していた14.00対応BD-JBが流出したもののようです。

しかも、おまけの酷い話もあるようです。

ASaudidos氏は、開発機を持っているという開発者から連絡をもらいました。

「開発機を持っているので、必要なものを提供する形で協力したい。そのかわり非公開で個人で持っているあなたのツールをテストさせて欲しい」

ASaudidos氏はその申し出を受けてデータを提供しました。その後復号鍵を生成するためのcontent_key_seedを抽出する方法を調査し、notnotzecoxao氏の協力を受けて脆弱性を発見し抽出に成功しました。ただ公開はせず仲間内だけで所持することで合意しました。

復号鍵などはソニーからすれば出されたら困るもので、出てしまったら何らかの対策を取るのは確実。結果としてハッキングシーンからすれば振り出しに戻される羽目になります。

ところがその合意した開発チーム以外から外部へそのcontent_key_seedの情報が流出し、それが先に「テストさせて欲しい」と申し出をしてきた連中に渡り、結果として全て流出する羽目になりました。

ASaudidos氏は結果として自分が信頼して情報を渡したのが間違いだった、こんな馬鹿らしいシーンに携わるのはもうやめる、としてシーンから手を引くことに決めました。

最近AI使って気軽にコンソールハックに手を付ける連中が激増しています。ちゃんと自分たちで研究してきた開発者はソニーや任天堂を激怒させる可能性のあるものの公開にはとても慎重で、公開しない選択をすることも多々あります。結果として対策され自分たちの選択肢を狭めると判断したものは公開しないのです。

気軽に手を付ける連中はそういったことに無頓着。そこに嫌気が差して実力のある開発者がシーンを去るようなことが続くと、残るのはAI頼みのハッキングフリークのみで、結果としてシーンの衰退を招きかねません。

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