PS5の4.03でHomebew起動が可能に PS4 FPKG Enabler by sleirsgoevy

GBTAempで、sleirsgoevy氏がPS5の4.03でFPKG起動を可能にするペイロードPS4 FPKG Enablerをリリースしたことを伝えていました。

PS5-Jailbreak

先月末にLightningMods_氏 PS5で初のHello Worldに成功し、PS5で自作コードの実行が不可能ではない状況が見えてきたばかり。ここから先は時間がかかると実は思っていました。

ところがsleirsgoevy氏が実行可能形式フォーマットであるSELFファイルを復号化する機能をハイジャックする方法を発見したことで、PS5ではハイパーバイザをハックできなくてもFPKGなら起動できるトリックが作り出せそうという流れになっていましたが、なっていたどころか一気に話が進んでしまいました。

sleirsgoevy氏がリリースしたのはPS4 FPKG Enablerというペイロードです。
名前の通りPS4のFPKG(Homebrewやバックアップ)を実行できるようにするペイロードで、動作するのはPS5の4.03のみです。

PS5のカーネルexploitは4.51まで有効なものがあります。だたしあくまでもPS4同様カーネルexploitとそれを発動させるトリガーとして使うWebkit exploitなどの組み合わせを用いる従来のハッキング手法が通用するところまでの話です。PS4 FPKG Enablerという名称の通り実行できるのはPS4のFPKGのみが対象となっています。

理論上はPS5を4.03へダウングレードできればどのPS5でも利用できますが、そもそもダウングレードは現状不可能です。またオフセットと呼ばれるものがわかれば4.51への移植も可能です。sleirsgoevy氏は自分が4.03のオフセットをどのように見つけたのかなどの情報を公開したので、今後4.51や古いファームウェアへの移植にチャレンジをする開発者が出てくると思います。

sleirsgoevy氏のリポジトリを見てもどこにもPS4 FPKG Enablerという名称は出てきませんが、最初にnotnotzecoxao氏がビルド版を配布して「sleirsgoevy氏が”ps4 fpkg enabler”と呼んでいた」と言ったことからPS4 FPKG Enablerが正式名称となったようです。

MODDED_WARFARE氏によると、PS4 FPKG EnablerはPS4のバックアップゲームだけでなくPS1やPS2のバックアップゲームも起動したと報告しています。
Homebrewに関してはPS5への互換性がないものがほとんどなので起動させるにはHomebrew自体のアップデートが必要だとしています。

その他にもX(旧ツイッター)でいくつか報告が上がっていたので情報としてお伝えします。

PS4の『GTA5』のpkgは起動したそうです。

こちらはHomebrew。エミュレータのRetroArchも起動に成功しています。

PSPも起動するようです。

markus00095氏自身が開発したHomebrew『BEGINNING OFTHE END』はそのまま起動していました。

時間がかかるであろうと思われていたPS5ハックですが、突然大きな変革が起こった状態といっても過言ではありません。実際にできていることはHombrew Enabler、いわゆるHENと同じですのでPS5 HENがリリースされたと表現したくなるところですが、PS5でPS4 HENライクなことが古いファームウェアで実現した状態ですので本丸の陥落に成功したと思っている開発者はいないと思います。

古い話をして恐縮ですが、かつてPS VitaのePSP(PSPエミュレータ)でPSPでできていたハックを再現できた段階と似ている気がします。

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