ラズパイないならSwitchで UDPIH Payload by GaryOderNichts

GitHubで、GaryOderNichts氏がNintendo Wii UのUSBの脆弱性を利用しNintendo Switchを使ってUSBデバイスエミュレーションを行いWii Uの起動時に接続することでリカバリーモードを起動させることができるペイロードUDPIH Payload(udpih_nxpayload) v1をリリースしていました。

Wii-U

USBの脆弱性を利用しラズパイ使ってWii UをリカバリーできるUDPIHをリリースしたばかりのGaryOderNichts氏が、今度はNintendo SwitchのペイロードとしてUDPIHをリリースしました。Switchをハックする話ではなくUDPIHで必要だったラズパイ(Raspberry Pi PicoまたはZero)の代わりにSwitchを使うというものです。つまりSwitchにUSBエミュレーションをさせるために使うSwitchのペイロードになります。
ペイロードを起動しないといけないのでハック済みSwitchが無論必要ですが、UDPIHを使うためにラズパイを新規に購入する必要はなくなりました。Wii Uを持っているユーザーはかなりの割合でSwitchを所有しているのではないでしょうか。

未対策Switchを使ってWii Uをハックしたいと思ったことありませんか?できるんです!

UDPIH Nintendo Switchペイロードの使い方

1) GitHubのreleasesから
udpih_nxpayload.bin
をダウンロードして、ペイロードランチャーで起動させる(このへんとかを参考に)

2) 画面に表示されるRun UDPIH gadgetのメニューを電源ボタンを使って選択する

リカバリーメニューの操作はラズパイバージョンと同じです。

ソースコードを見ると、UDPIH Payloadのメニュー構造は

    Run UDPIH gadget
    Payloads…
    Reboot to hekate
    Reboot (OFW)
    Reboot (RCM)
    Power off

となっています。そのままHekateに移行できるようなので使い勝手は良さそうです。

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