任天堂公式GBAエミュレータがリーク Nintendo Switch Onlineに投入か

Kotakuで、Nintendo Switch Onlineの公式GBAエミュレータが流出していると伝えていました。

Nintendo Switch Online

昨年夏の終わり時点でNintendo Switch Onlineの標準プランに追加されるサービスとしてゲームボーイとゲームボーイカラーが用意されると言われていたものの、現時点では任天堂から発表はありませんでした。ここにきての流出でようやくNintendo Switch Onlineのサブスクリプションサービス強化のためのGB/GBA登場が期待できそうです。

リーク現場は海外掲示板の4chanだったようで、任天堂の子会社であるNintendo European Research and Development(NERD)が開発中のエミュレータを含むファイルが流出しました。

Trashbandatcoot氏によると、流出したファイルにはSwitchでテストされているスクリーンショットも含まれていました。

テストされていたゲームにはマリオカートや黄金の太陽、ポケモンピンボール ルビー&サファイアなども含まれていたようです。

ファイルを手に入れたユーザーの中には、Switchで実際エミュレータを動かしてゲームを動作させている動画をツイートしていた人もいたようです。Kotakuによるとそのツイートしていたアカウントは既に削除されてしまっているそうですが、ウェブアーカイブに痕跡が残されています。

流出したエミュレータはSwitchの開発機でしか動作しないそうですので、動画をツイートしたのは流出ファイルを手に入れた一般ユーザーではなく開発関係者が絡んでいたことになります。

また、Mondo_Mega氏のツイートによるとエミュレータでテストされていたGBAゲームのリストがあり、数多くのゲームがテストされていたことが分かります。リスト上で見ることができるJP(日本)リージョンのゲームは『チューチューロケット!』や『コロコロパズル ハッピィパネッチュ!』だけでほとんどはUSリージョンですが、『ゼルダの伝説 ふしぎのぼうし』や『メトロイドフュージョン』、『ファイアーエムブレム 聖魔の光石』といったゲームがテストされているのが分かります。

一方で、流出したファイルにはFladhcartであるEZFlashに関するデータが含まれていたようです。もしこの流出したファイルがすべてNintendo European Research and Development(NERD)が開発していたものというのであれば、任天堂が社内でFlashcartを使っていたことになります。そのことからこういった声も上がっています。

任天堂が社内でEZFlashカートリッジを承認していたというなら、このリークには違和感を感じる。もし本物なのだとしたら、とても任天堂が開発したものだとは思えない。

流出ファイルが表に出て来るまでの経緯によってはFlashcartのファイルが途中で紛れ込んだという可能性も出てきますが、任天堂が公式に何らかの見解を出さない限り真実は分かりません。今回の流出についてはフェイクという扱いをしているメディアはないのでおそらく本物、つまり公式GBAエミュレータは確実に存在しており、今までの噂もあることから近くNintendo Switch Onlineに投入されるということになるでしょう。

[追記]
このブログでも過去に何度か(この記事とか)登場したOatmealDome氏のツイートによると、
ゲームボーイ(GB)エミュレータのコードネームは「Hiyoko」
ゲームボーイアドバンス(GBA)エミュレータのコードネームは「Sloop」
のようです。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする