市販ゲーム起動に成功 Android向けオープンソースSwitchエミュレータ Skyline

GBATempで、AndroidでNIntendo Switch向けのHomebrewおよびゲームを実行するためのNIntendo SwitchエミュレータSkylineで市販ゲーム起動に初めて成功したと伝えていました。

skyline

SkylineはPixelyIon氏をはじめとしたskyline-emuチームが開発しているエミュレータですが、正式にリリースされているものは2年以上前にリリースされたSkyline v0.3が最終で、その後リリースされていませんでした。

ところがGitHubで公開されているソースコードのコミット履歴を見ると、ビルドされたバージョンが公開されていないだけで定期的にソースコードは更新されてたことが分かります。

そのSkylineがここにきてようやく市販ゲームが起動する段階まできました。下のスクリーンショットではセガの2D横スクロールゲーム『ソニックマニア』がオンスクリーンボタン表示がオーバーレイされた状態で起動していることが分かります。

skyline-sonicmania

ただ、ゲームを起動させるために「一時的なハックを使った」ようです。純粋なエミュレートではなく何らかの手を加えて起動できるようにしていることになります。

Android向け Nintendo Switchエミュレータには市販のバックアップゲーム動作が可能なEgg NSが既にあるのでゲームを起動させること自体がエポックメイキングということではありません。しかしSkylineはEgg NSとは異なりオープンスースですから、オープンソースエミュレータで市販ゲームが起動できたというのは大きな進歩です。

『ソニックマニア』が起動できるSkylineはまだ一般には未公開で、現在はプライベートで開発、テスト公開されているだけです。skyline-emuチームは「一時的なハック」をSkylineに実装した段階でGitHubで公開する方針です。「一時的なハック」の中身については触れられていませんが、ゲーム毎の調整が必要な内容でないことを祈ります。

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