GTAのre3/reVC DMCAテイクダウンで再びコンテンツ非公開

Eurpgamerで、ReGTAチームによる『Grand Theft Auto III』をリバースしてPCでプレイできるようにしたプロジェクトre3と『Grand Theft Auto: Vice City』をリバースしたreVCがDMCAテイクダウンにより2度目のコンテンツ非公開状態となっていると伝えていました。

gta3

Take-Twoとその親会社のRockstar Gamesはre3/reVCが著作権を侵害しているとしてDMCAテイクダウン(アメリカのデジタル・ミレニアム著作権法に基づいて、著作権侵害に当たるインターネット上のコンテンツを削除すること)によりGitHubリポジトリからre3/reVCのコンテンツデータを非公開とさせたものの、最終的にはReGTAチームの「フェアユース」を主張する異議申し立てにより一旦はre3/reVCのソースコードが再公開されました。

ところがTake-TwoがGTAシリーズをリバースしたre3/reVCはTake-Twoが独占的に所有する権利を侵害しているとしてre3/reVCを開発したReGTAチームを相手取り訴訟を起こした時点でGitHubのリポジトリは今後更新しないことを示すアーカイブ化されてしましたが、今またDMCAテイクダウン(アメリカのデジタル・ミレニアム著作権法に基づいて、著作権侵害に当たるインターネット上のコンテンツを削除すること)に基づき非公開とされてしまいました。

非公開となるのは、これで2回目となります。

Take-Twoによる訴訟は進行中ですが、Take-TwoはDMCAテイクダウンによりre3/reVCプロジェクトの2度目の削除要求を行い、GitHub側がこれに応じたことになります。Take-Twoの法律事務所Mitchell Silberberg & Knuppは2021年9月29日付けで文書を公開しました。コンテンツ削除に応じたGitHub側に対して「協力に感謝します」と書かれています。

IGN Jaoanがちょうど『グランド・セフト・オートIII』、『グランド・セフト・オート・バイスシティ』、『グランド・セフト・オート・サンアンドレアス』のリマスター版が収録されていると思われる『Grand Theft Auto: The Trilogy – The Definitive Edition』が、韓国のレーティング機構であるゲーム物管理委員会の審査を通過したと報じています。審査を通過とタイミング的には今回のDMCAテイクダウンによるre3/reVCリポジトリの非公開と重なっています。

Take-Twoはリマスター版発売に向けて裏で非公式版の一掃のための法的措置に全力を挙げていることは明らかで、Eurogamerではリマスター版発売前に非公式版の鎮圧を企んでいるのではないかとの疑いがあるとしています。

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