バナナで釘は打たないかゲームはプレイする。ソニーのバナナコントローラー特許

Gamesindustryで、ソニーがバナナをゲームコントローラーとして利用できるようにする特許を取得していたことを伝えていました。

banana

昨年7月15日に登録され先月の2月4日に公開されたSIEの特許出願の内容か明らかになりました。

その特許の内容から、ソニーが先日正式に開発を公表した新型PlayStation VRの方向性が見えてきました。

それは…バナナのコントローラー!

・・・実際のところソニーは最近のゲームコントローラーはワイヤレスだわ充電いるわボタン沢山あるわ機能山盛りだわと、多機能であるが故に高価で複雑になっているため、これをなんとかシンプルにする方法はないかと考えていたようです。その答えとして導き出したものが特許に盛り込まれています。それを、「例えばバナナ」を使った例として特許に図面が書かれています。

バナナが絶対条件ではありませんが、「ユーザーが持っている非発光の受動的な物体」を使う前提で、その例としてバナナ(オレンジも候補らしい)が挙げられています。

具体的な内容としては、バナナを手に持った状態でカメラでバナナの映像を取得し、ピクセル、輪郭、色などを認識して動きを認識してモーションコントローラーとして使うというものです。

モーションコントロール前提の「バナナの動き検出」だけではなく、VRヘッドセットに装備されたカメラでバナナを撮影してバーチャルボタンをマッピングすることで、バナナ上にバーチャルボタンを設定してボタン操作を行うこともできます。

VRヘッドセットを使用することをソニーが特許に記載しているということは、新型PlayStation VRでバナナを使う可能性を真面目に考えていたことに他なりません。さすがに本当にバナナ持ってゲームすると、思わず握りつぶしたりプレイしてたら腹が減って気がついたらバナナ食ってたなどという事態も起こり得るので現実的とは思えませんが、ゲーム内のイベントの一つとしてコントローラー以外の物体を使ってPlayStation VRと組み合わせてプレイするという、今までの常識を覆すプレイスタイルに繫がる可能性もあるのでアイディア次第では大化けするかもしれない特許かもしれません。

バナナで釘が打てるというインパクト絶大なCMが昔ありましたが、バナナでゲームができるというのもインパクト絶大です。是非とも実用化して欲しい特許です。

このブログ読んでる方はMobil1のCMなんて知らないかな?

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする