2020年は「コロナ」「あつ森」「鬼滅」。これに尽きます。厳密にはコロナウィルスの影響であつ森(あつまれ どうぶつの森)と鬼滅(鬼滅の刃)がより伸びた一面は否定できないので実情はコロナ一強だった印象です。11月に発売されたPlayStation 5やXbox Series X/Sは今でも入手困難な状態が続いていますが、これも外出を避け自宅でゲームを楽しみたいというコロナによる巣ごもり需要増の影響という面もあります。
そんな1年を振り返る、毎年年末に発表する恒例の「今年の10大ニュース」を発表します。基準はニュースの重要性や影響度ではなく、単純にアクセス数の多い順だけです。GameGaz Dailyの記事に関しては記事投稿日にトップページ表示ですべて読めてしまうため、実際には厳密にアクセス数をカウントできないために対象外となっています。
ランキングが鬼滅だらけになるのではないかと心配していましたが、そうではなかったので安心しました…(いやいや、あり得ないって。だいたい鬼滅の記事なんて一切書いてないし)
【第10位】
任天堂 新型Nintendo Switchを2021年発売へ
台湾メディアとBloombergが2021年に任天堂がSwitchの新モデルを発表するという関係者筋の情報を伝えたものです。新モデルはより高性能という内容で、かねてから噂の通称「Switch Pro」モデルではないかと言われていました。ところがSwitchは年末商戦期も発売直後のPlayStation 5やXbox Series X/Sに比べて不利な状況に陥っているわけではないので、新型モデルを発売するよりも既存モデルの販売拡大に注力してSwitch自体のライフサイクルを伸ばす方向に任天堂はシフトするのではないかと思います。
【第9位】
Nintendo SwitchのSignature Patches(署名パッチ)四方山話 10.0.2対応
Nintendo Switchのカスタムファームウェアで、要するにバックアップ起動するために必要なパッチが署名バッチです。Atmosphere単体ではバックアップ起動はできません。自分で所有するカートリッジからダンプしたバックアップゲームの起動(厳密にはプロテクトを解除している時点で合法ではないのですが)と違法コピーゲーム(海賊版)起動と表裏一体なので署名パッチの存在自体はグレーであることにご注意下さい。
【第8位】
11.13のセーフモードから3DSハック unSAFE_MODE v1.0 by zoogie
3DSに用意されているリカバリーモード(SAFE_MODE)はファームウェアアップデートで更新されていないために脆弱性が残ったままになっており、それを利用したハックをzoogie氏がunSAFE_MODEとして発表しました。
【第7位】
PS4の6.72 Jailbreakリリース PS4JB by sleirsgoevy
これまでPS4のJailbreakできるファームウェアの上限は5.05でしたが、これが6.72となりリリースされたのがPS4JBです。現在7.02のカーネルexploitが公表されたため、PS4JBも7.02対応として開発が続いています。とはいえ、最新ファームウェアではない旧ファームウェアにしか対応できていないことには変わりがありません。
【第6位】
Switch LiteにHDMI出力ポートを DragonDSI by MatinatorX
HDMI出力がないSwitch LiteにマイクロHDMIポートを追加する改造用ハードウェアDragonDSIの話題です。このニュースが出たのは8月下旬でしたが、今DragonDSIでググっても自分の記事がトップに表示される程度で新しい情報がありません。
【第5位】
PS2のDVDプレーヤーexploitを使ったハック FreeDVDBoot by CTurt
PS5の時代にPS2ハックの話題でしたが、興味のある方は多いようです。ただ、DVDディスクを焼くのが面倒だったりそもそもPS2は押し入れの奥にしまい込んでいたりすると試すにも心のハードルが高くないですか?FreeDVDBootはDVDディスク読み込みの際の脆弱性を利用するとDVDのELFファイル(Homebrew)が起動できるというものです。
【第4位】
『あつまれ どうぶつの森』Switchエミュレータyuzuでも動作
【第3位】
発売直後のどうぶつの森 エミュレータRyujinxでそこそこ動作
3位、4位とも、当時発売直後だった『あつまれ どうぶつの森』がエミュレータで動いちゃったよという話題です。エミュレータの出来がいいという話が本筋ですが、心の中では汎用アーキテクチャを利用したゲーム専用機の闇を見た気がしていました。そもそもSwitchのFusée GeléeにしてもSoCがNVidia Tegraプロセッサで、ある程度活用できるノウハウがユーザ側に存在している状態でのスタートだったからこそ成し得たというのもあると思います。専用アーキテクチャでハックするのにかなり時間がかかったPS3との差がそこにあります。
【第2位】
市販のゲームが一応動く世界初のPS4エミュレータ GPCS4 by Inori
「世界初の市販ゲームが起動するPS4エミュレータ」との触れ込みで発表されたPS4のエミュレータGPCS4。非常に残念なことに、この記事を書いた2月以降ソースコードの更新がない=開発が全く進んでしない状態です。
【第1位】
『あつまれ どうぶつの森』 セーブデータエディタの危険な存在
Switch自体解析が進んでいますからセーブデータ改変=チートは可能です。あつ森自体オンラインを使ったプレイによるユーザ同士の交流にこそ面白さがあるのでチートユーザーが混じると全くよろしくないわけですが、そのあたりを調べて記事にした、他のサイトからの情報を翻訳した情報ベースではないオリジナル記事になります。
ツールの使い方を紹介したりするよりも、こういう記事を書くことにこそゲームブロガーとしての存在意義があると思って書きました。本当はこういう記事をより多く書きたいのですが、実際にはかなり時間がかかるのでなかなか手が出せません。
本物の記者からすれば、その記事こそ「こたつ記事」(直接の取材や調査をすることなく、インターネットやテレビなどのメディア上に流通している情報のみを収集、再構成して書く記事のこと。地道に実績を積み上げてきた記者からは嫌厭される行為)なわけですが、取材することを生業にしているプロが手抜きのために書く「こたつ記事」と、本業の合間のプライベートな時間を使って趣味の範疇で書く私の「こたつ記事」は同じではありません。
つまり、年間1位なのにさらっと短いコメントで済ますわけにはいかないので長々とどうでもいいことをそれらしく書きしつらえる技術はこうして活かされるのだという見本です。
今年1年を振り返って
今年は、例年ならクリスマスあたりからじわじわ来る「年末感」が全然なく、大晦日の今日になっても明日から新年という感覚がありません。
プライベートでは29日まで仕事をして、2日間の休みの後1月1日から普通に仕事が始まります。ただの週休2日の中に年末年始が組み込まれているだけで特別感皆無です。年末までに抽選で当たってPS5を購入できたことだけが唯一の心のよりどころですが、いまだにPS5のゲームを1本も買っていません。今年PS5でしたことは、ファームウェアアップデートだけです。
それではみなさん、良いお年をお迎え下さい。
PS4エミュはテンション上がったんですけどねぇ…本当に音沙汰無いですね
vitaも全然だしやっぱソニーは色々と厳しいっすね
あと7位の説明文がPS5になってますよー