IGNで、SIEの社長兼CEOであるJim Ryan氏が携帯ゲーム機ビジネスを現時点では考えていないことを明言したことを伝えていました。
今回の話は、Jim Ryan氏がGameinformerのインタビューの中で語った話から来ています。
PlayStation Vitaはいろんな意味で素晴らしかったし、実際得られるゲーム体験も非常に良かったと思いますが、今はビジネスとしては考えていません。
Jim Ryan氏はそのように語り、携帯ゲーム機ビジネスについては現在考えていないことを明言しました。
IGNによると、2016年にもJack Tretton氏(当時はSIE前身のSCEAのCEO)が「非常にいいマシンだがもう手遅れ。世界は専用ゲーム機ではないポータブルデバイスにシフトしている。」と、同じような内容の話をしたそうです。2015年にもSCEワールドワイドスタジオ社長の吉田修平氏がモバイルゲームの現状から「環境が良くないのでPS Vitaの後継機はあり得ないだろう」と語っていたそうです。
2015年から2016年にかけての当時からVitaの後継機開発、というよりも携帯ゲーム機市場から撤退することを決めていたのでしょう。
PSP goでダウンロード専用携帯ゲーム機をソニーが確立しようとしてできなかったことが、スマートフォンのモバイルゲーミングであっけなく達成されています。結局モバイルデバイスでのゲームというのは汎用性が高く数が出るスマートフォンというデバイスの方が向いていたわけで、2015年の時点でもはや携帯専用ゲーム機は失火寸前だったことになります。
ハックシーンはなぜかPSP/Vitaの人気がある印象がありますが、残念ながらソニーの携帯ゲーム機はオワコンです。