VG247で、GoogleのゲームストリーミングサービスStadia(スタディア)を月額9.99ドルという月額制サービスとして今年の11月にサービスを開始することを伝えていました。
この記事はリーク情報をメインに書いていましたが、書き終わる前に正式発表されてしまいました。すべて書き直すのも面倒だったので追記する形で正式発表情報を入れておきます。したがって最初の方の記事にはガセ情報も混じっておりますが、その点だけご了承下さい。
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Googleが今年の3月にGDC(Game Developers Conference:ゲーム開発者会議)2019で専用ハードウェアを持たないストリーミングゲームプラットフォームStadiaを発表し、ついにIT4巨頭GAFA(Google、Amazon、Facebook、Apple)の一角がゲーム業界に本格参入する、と話題になりました。
専用ゲームハードウェアはありませんが、スマートフォンやPCをゲーム機のように使うための独自のゲーム専用コントローラーは発売されます。
GDCでは価格面についての発表はありませんでした。基本プレイ無料なのか月額制となるサブスクリプションサービスになるのかが注目されていましたが、Lapresse.caと言うサイト(現在は「このページは見つかりません」表示になっています)でリークされていたようで、Stadiaはサブスクリプション専用サービスとして最大4K /60fpsをサポート、月額9.99ドル(日本円で約1080円)となる模様です。
Stadiaのサービス開始時はGoogle Chromecastのみ対応で、後にChromeの動作するすべてのGoogleデバイスに対応します。
タイトルは『Destiny 2』『The Division 2』『Assassin’s Creed Odyssey』『Doom』『Tomb Raider』シリーズなどがラインアップされていて、月額料金だけで古いゲームならプレイできるようです。新たにリリースされる最新タイトルについては別途購入が必要になるようです。
サービス開始時にはGoogle純正ゲームコントローラーと4Kに対応したChromecast Ultra、『Destiny 2』と3ヶ月のサブスクリプションが付いて129ドル(日本円で13,950円)の「ファウンダーズ エディション」という特別版が用意されます。
サービス開始時は14の国だけが対象で、ネット環境の必要スペックは下り10Mbps、上り1Mbps以上です。4Kの場合には快適にプレイするには下り35Mbpsが必要とかなりハイスペックになっています。
と書いているうちに、Stadiaが正式発表されました。基本的にはほぼリーク情報通りです。当初Google Chromecastのみ対応は違ってました。
対応デバイスはテレビ、PC、ノートPC、スマートフォン(ただしサービス開始時はPixel 3とPixel 3aのみ)
https://twitter.com/GoogleStadia/status/1136664756423667718
必要なネット環境は画質ごとにこんな感じ最低スペックは5Mbpsで推奨は10Mbpsですがそれでも720p。1080pだと20Mbps。
Instantly jump right into stellar gameplay experiences. ⚡️#StadiaConnect pic.twitter.com/deFYqhxRQm
— Stadia (@GoogleStadia) June 6, 2019
純正コントローラーは3色ありますが、純正でなくてもプレイできます。
https://twitter.com/GoogleStadia/status/1136666294265307136
Stadia Proのサブスクリプションで最大4K解像度、5.1chサラウンド、無料ゲームあり、特別割引あり(ゲームを購入するなら、と言う意味か?)
Introducing our Stadia Pro subscription, which gets you:
✅ Up to 4K Resolution
✅ 5.1 surround sound
✅ Free games
✅ Exclusive discountsAll for $9.99 a month. #StadiaConnect
— Stadia (@GoogleStadia) June 6, 2019
11月には14ヶ国でサービス開始。日本はリストにないため2020年以降。
https://twitter.com/GoogleStadia/status/1136669007464017920
Stadia Founder’s Editionは300ドル相当を129ドルで。すでに予約開始。
Introducing the Stadia Founder's Edition. A $300 value for just $129.
Pre-order now → https://t.co/tG1QJ57ryE pic.twitter.com/HxylSEvlKu
— Stadia (@GoogleStadia) June 6, 2019
うーん、やっぱり月額制サービスで毎月1000円というのはゲームこそ人生という方にはいいかもしれませんが、スマートフォンで常にプレイ中10Mbpsを消費するのもちょっとしんどいし、自宅でプレイするならハードを買ってプレイしたいゲームだけを購入する方が結果的には安価な気がします。そもそもハックできないので触手伸びないかも。
[追記]
全容を知る前に記事を書いていたので、抜けがありました。
月額制のサービスの名称がStadia Proで、Stadiaではサブスクリプション契約をしなくてもゲームを購入して普通にプレイすることもできます。Stadia Proの「特別割引あり」は購入するときに月額サービス加入者には割引があるということでした。月額料金だけでプレイできるゲームがメインではないと言うことになりますね。割引率も、そもそもゲームの価格帯も現時点では未定ですが、高画質高音質なのはStadia Proだけのようです。Stadia専用タイトルをプレイしたければ月額契約しなくても購入してプレイすることはできます。
が、マルチデバイス向けに発売されるゲームの場合、例えばPS4を持っていてPS4向けも発売されるならStadiaでプレイしなくてもPS4で購入して遊べばいい、ということになるかもしれません。