wololo.netで、Bamhm182氏がTheFloW氏の3.69/3.70 VitaをJailbreakするTrinityの面倒な準備作業をほぼ自動化してくれるユーティリティFinTrinity v0.1をリリースしたことを伝えていました。
TheFloW氏により最新ファームウェアのVitaをハックできるTrinity exploitを使った3.69/3.70対応 Trinity v1.0がリリースされましたが、ちょっと手順が面倒でした。それを簡単にしてくれるツールがFinTrinityです。
FinTrinityはTrinityをインストールする手順をある程度自動化してくれるPythonスクリプトで、現時点ではGUI版はWindowsのみサポートしています。残念ながらQCMAで作成した複数のPSPバックアップがある場合、その中から対象ゲームを選択するということができません。自動的に1つが選ばれてしまいます。
bamhm182氏としては今後マルチプラットフォーム(macOSとLinux)対応やゲーム選択機能の実装を計画しているそうです。完成した暁にはFinTrinityはTrinity exploitをインストールするオールインワンツールとなるでしょう。
[FinTrinityの使い方]
必要なものは以下です。
・Windows PC(Windows 10とWindows 7 SP1で動作確認済み) 要Pythonインストール 要QCMAインストール
・3.69または3.70Vita本体(機器認証済み)およびデータケーブル
Trinityインストール方法のうち、Vitaが3.69の場合のDNS設定、PSPゲームのPCへのコピー転送および、いざというときのバックアップ保管までは別途済ませておきます。
1) FinTrinityをダウンロードする
2) ダウンロードしたzipを解凍し、GUI版を使う場合はGUI.pyを、コマンドライン版ならFinTrinity.pyを開く
2) GUI版を使う場合、FinTrinityが選んだゲームにパッチをするには”Confirm”をクリックする。コマンドライン版の場合は”yes”とタイプする。(“y”だけでもよさそう)
3) 数秒後に完了した旨メッセージが出る。これでバブルバックアップがTrinity化する。
4) QCMAのトレイアイコンを右クリックでデータベースをリフレッシュする。Trinity化したバブルゲームをVitaにコピーして戻す。
コマンドライン版のコードを見る限り、Trinityのダウンロードもpsvimgtoolsのダウンロードも自動でやってくれます。ただしスクリプトで現時点での最新バージョンをピンポイント指定しているので(Trinityはv1.0、psvimgtoolsはv0.1のwin64版)、アップデートがあった場合やwin32版の場合はスクリプトを書き換えるかアップデートを待つ必要があります。
面倒はコマンド入力などの作業が完全に自動化されていますので、作業は相当楽だと思います。