プレイステーション クラシックを無改造でUSBメモリからゲームロードするgpghax

wololo.netで、justMaku氏がプレイステーション クラシックでPS1バックアップゲームをUSBドライブからのロードを可能にするgpghaxをリリースしたことを伝えていました。


gpghaxはGitHubで公開されています。

この記事で「おそらく次はROMイメージの入れ替えをどうにかしてできないかと探る流れになるでしょう」と書きましたが、gpghaxは正にそれです。プレイステーション クラシックの内蔵ファイル自体を改変することなくROM入れ替えが可能です。

現時点では以下の問題点があるそうです。
・任意のゲームを使えるようにするにはデータベース(SQLite)を編集する必要があり、少しハードルが高い
・SCUS-94426の入っている21フォルダを使えば1つのゲームだけデータベースを編集する必要なしでゲームの入れ替えが可能
・ゲームを追加したりメインメニューでゲームをナビゲートしたり、本体をシャットダウンしたり、追加したゲームを削除してから本体を起動しようとすると起動できなくなってしまう。(存在しないデータベースをロードしようとするために発生)

gpghaxはプレイステーション クラシックのゲームデータベースを改変してゲームを入れ替えることでゲームの入れ替えが可能になります。

最も簡単な方法は、ゲーム1つだけ入れ替え可能という制限がありますが、ダウンロードしたアーカイブ(https://github.com/justMaku/gpghaxの「Clone or download」からダウンロードします)にあるgames/21フォルダに用意されている
SCUS-94426.bin
SCUS-94426.cue
SCUS-94426.png (512 × 512のpngフォーマット)
を任意のゲームに入れ替えるだけです。この場合ゲームのバックアップデータ本体であるbinとcueは必ずSCUS-94426という名称にします。

アーカイブの以下のフォルダをすべてSONYというドライブ名にしたUSBメモリにコピーします。
028c18a9-ec4b-4632-b2cf-d4e20f252e8f
games
lolhack
コピーできたら、USBメモリをステーション クラシックのポート2に差してシステムを再起動します。

21というのは、おそらく21個目のゲームという意味で使われているのだと思います。

データベースを改変する、少し面倒な方法はgames/custom.dbをSQLiteエディタ(編集できるものなら何でも良い)で開いて編集しゲームのテーブルを作成、ゲームバックアップのbin、cue、pngを用意してGAME_IDフォルダを作って作成、binとpcsx.cfgを作るという流れになります。そんなに沢山ゲームをとっかえひっかえやらないと思うので、ゲームごとにUSBメモリを複数用意した方がよいかと思います。

と、ここまで書いたところでwololo.netで記事が追記されました。そもそもこの方法はEUモデルのみが対象で他のリージョンでは動かないこと、代わりにBleemSyncを使った方がいいこと、この方法だと本体がbrickする可能性があることなどが追記されました。

日本版の場合は
https://github.com/ElMassman/gpghax
にあるgpghax for Japanese PlayStation Classicというのがありましたので、そちらの方が良いです。

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