E3 ODE PROの存在意義薄れる Cobra ODEも再起動不要へ

ここのところちょっと忙しくて記事が書けていませんでした。若干古いネタになりますがPS3の光学ドライブエミュレータ Cobra ODEもファームウェアのアップデートでバックアップゲームの入れ替え時のPS3再起動が不要になりました。これはいままでE3 ODE PROだけがアピールしていた機能でしたが、時間の経過と共に他の光学ドライブエミュレータにも搭載されることになりました。

Team CobraはMCUと呼ぶCobra ODE基板のファームウェアアップデートCobra MCU update v1.1と、ライブラリやマニュアル、Cobra MCU update v1.2を含むCobra ODE 1.2 updateをリリースしました。

MCU v1.1はCobra ODE自体のファームウェアをアップデートするものです。このアップデートでバックアップ起動時のISOファイル入れ替えでPS3本体を再起動する必要がなくなりました。動作としてはディスクを一旦イジェクトして入れ直すように見せかけている、ということのようです。

再起動不要化に最初に成功したのはE3 TeamのE3 ODE PROでした。E3 ODE PROは通常のE3 ODEとは別に付加価値を付けた製品として1000円程価格を上乗せして販売する予定でした。

E3 ODE PROは「ハードウェア追加によりその機能を実現」していたことになっていましたが、Cobra ODEがファームウェアの変更だけで実装して来たということはつまり、再起動不要化はソフトウェア実装するだけで可能だったことになります。

E3 ODE PROはそもそも不要なハードウェアをわざわざ追加したかのように感じますが、E3 ODEの場合には設計上ハードを追加しないと実現できなかったのかもしれませんので、Cobra ODEがソフトウェア改修で実装できたからといってE3 ODE PROがまがいものだったとは言い切れません。

いずれにせよCobra ODEがファームウェア変更で再起動不要化を実現したことによりE3 ODE PROの付加価値が消滅したことと、今後発売されるであろう類似製品にも同様の機能が標準装備されることになることは間違いなさそうです。