3DS Liteの計画なし Wii Uの価格や発売日は9月20日前には発表?

現実ゲームで、ブログ管理人で任天堂の株主でもあるgenji2game氏が今日開催された任天堂 第72期 定時株主総会の様子をリポートしていました。

任天堂 第72期 定時株主総会の資料は近いうちに公式サイトに掲載されますが、ブログ記事を読んでみての感想など。

3DS ようやく逆ざや解消へ
まず、3DSの逆ざやはまもなく解消するそうです。つまり、今後は3DSが売れれば売れる程利益に直結すると言うことです。これでWii Uを25,000円にして逆ざやで勝負しても2013年3月期決算で赤字回避できそうですね。

オンラインサービスは無料
Wii Uでは土器時のオンラインサービスを提供することを明言している任天堂ですが、気になるのは「有料ですか?」
これについては岩田社長は「任天堂のユーザー的には、有料会員性が最も望ましい方法とは思わない」として、現時点ではMiiverseによる口コミでソフトが売れるようにする循環を作りたい意向です。また、Miiverseでは基本的には匿名でのソーシャルネットワークへの参加という形になりますのでネット上のモラル低下がニンテンドーネットワークに持ち込まれる可能性がありますが、任天堂としては何らかの対策は考えているようです。発売前の早い時期に発表すると「そういう人達に裏をかかれる」ので詳細は後日になるそうです。

3DS Liteは計画にない
先日電撃的に大型画面を持つニンテンドー3DS LLを発表しましたが、株主からは今後も更に付加価値のある新モデルを出すのかという質問が出ました。過去のDSシリーズの流れから3DS Liteというものを想定しているのだと思いますが、3DSには大画面のニーズが多かったとした上で岩田社長は「選択肢が多すぎるとユーザーが迷ってしまう。量産効果が発揮できるかも重要で、近い将来には計画にない」と、3DS LL以外のモデルについては否定しました。3DS Liteは計画にないようです。

Wiiの残像とも戦わなければならない
Wii Uは主に性能面で現行世代のPS3やXbox 360程度だと酷評されている論評が目立ちますが、そういった意見に対し岩田社長は「Wii Uは革新的ではないという懸念があるが、発表直後のWiiも同じ反響だった。2006年E3時の質問は厳しかった。」として自信をのぞかせていました。一方で世界的に大成功となったWiiの後継機ということでことあるごとにWiiの状況と比較される宿命にありますが、それは任天堂も承知しているようです。かなり困難な高いハードルだと思います。

Wii Uの発売日と価格発表は秋 9月20日までに?
E3では発売日や価格を発表しないと事前に公表していたにもかかわらず、E3のプレゼンテーションの後に「E3で任天堂はWii Uの発売日を発表しなかった」とわざわざ報道されたことに対して不満を感じているようです。
以前書いた私の個人的な予想では、Wii Uでの逆ざやを見込んでも今年度末決算で赤字にならないよう3DS逆ざや解消を待つと同時に風評被害を無くすべくわざわざ発表していないのだと思いますが、どこかのタイミングでは必ずWii Uの発売日と価格は発表しなければなりません。
岩田社長は「国内でも秋にしっかり発表したい」と発言しました。秋、というと2012年9月20日(木)-23日(日)に開催される東京ゲームショウが最も可能性が高そうですが、最近任天堂は独自のイベントないしはニンテンドーダイレクトでの発表を重視していますので東京ゲームショウの直前あたりに別途発表されるかもしれません。

DSとWiiでの苦い教訓 改造行為への対策
DSとWiiでは違法コピーに悩まされた任天堂ですが、両ゲーム機については結果的に現時点では任天堂の完敗です。
3DSに関しては「3DSのセキュリティは今のところ問題はない。更新ができるのでセキュリティの扉がいくつもある状態。扉が全部突破されてもすぐに対応できるように準備してある。」と自信をのぞかせています。当然Wii Uも。

タイトルが衝撃的スクープみたいになっていますが、あくまでも個人的な感想に基づく単なる予想です。

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