2009年05月30日一覧

Recovery Flasher v1.60リリース〜HEN 対応パンドラ無しで5.00M33-6 インストールも

QJで、パンドラバッテリーなしでCFWをインストールしたりNANDのバックアップ/レストアが可能なRecovery Flasher v1.60のリリースを伝えていました。ChickHENのNANDバックアップに対応した他、Despertar del Cementerio v8では5.00M33-4までしかインストールできませんがパンドラバッテリーがなくても5.00M33-6を一気にインストールできるようになっており非常に有用です。【情報源:QJ


Hellcat’s Recovery Flasher v1.60 released: adds detection for HEN mode, supports CFW 5.00 M33-6, more
HellcatのRecovery Flasher v1.60リリース:HENモード検出機能追加、CFW 5.00 M33-6サポートなど
Recovery Flasher v1.60

It’s been a while but now he’s back! Homebrew coder Hellcat has released a new update for his Recovery Flasher, a handy homebrew app that can recover semi-brick PSP’s, upgrade and downgrade your CFW’s, make and restore dumps and many other useful functions. The new update has added detection of HEN mode, now supports CFW 5.00 M33-6, adds detection for PSP 3000 and PSP 2000 TA-088v3+ and more. See the list of changes below.
しばらく時間が空きましたが、また彼が戻ってきました。Homebrew製作者のHellcat氏がRecovery Flasherをアップデートです。brick寸前のPSPのリカバリーやCFWのアップグレードにダウングレード、NANDのダンプやレストアまで多数の便利な機能が満載のHomebrewアプリケーションです。今回のアップデートでHENモードの検出機能の追加、CFW5.00 M33-6のサポート、PSP-3000とPSP-2000 TA-088v3の検出機能の追加などをしました。変更点は以下になります。

Changelog:
変更点
* Updated 5.00-M33 installation to revision 6
インストールするCFWを5.00M33-6に変更しました。
* Changed autonaming of new backup folders to include date, firmware, psp model
バックアップ時に日付、ファームウェア、PSPモデル名を使って自動的に保存フォルダ名を付けるようにしました。
* Made the resurrecion.prx replacement function working on all DDCs from 6 and above
復帰機能を搭載しました。DDCのバージョン6以上でprxファイルを置き換えて使えるようにしました。
* Added detection of PSP 3000 and PSP 2000 TA-088v3+. Flash writing functions will be disabled on those PSPs as they are not CFW capable and flashing would result in a brick
PSP-3000とPSP-2000 TA-088v3の場合に検出できるようにしました。これらのモデルではCFWがインストール不可能で、万が一実行してしまうとbrickするためflash書き込み機能を無効にしています。
* Added support for “Firmware Packs” – theese, like addons, packs will eliminate the need for a complete new release only when a new (C)FW is released. Instead of releasing a new Recovery Flasher it’ll just be such a pack, enabling Recovery Flasher to install the new firmware until an update of the main app is done that supports the firmware natively. Can/Will also be used for making Recovery Flasher install CFWs not supported, like GEN and such.
“Firmware Packs”をサポートしました。アドオンなどのことですが、新しい(カスタム)ファームウェアがリリースされた場合にそれに対応した新バージョンになるまでインストール要求をしません。Recovery Flasherのニューバージョンが出る前にそういったパックがある場合は、パックのメインアプリが新ファームに対応するまでは取り敢えず新しいファームウェアだけはインストールできるようになっています。またGENのような未サポートのCFWをインストールすることもできると思います。
* Added complete checksum-check of the updater .PBP going to be used to avoid corrupted/incomplete .PBPs causing a brick
アップデータのチェックサムを確実にチェックする機能を追加しました。適用したいPBPファイルの不良が原因で途中で止まったりしないように作ってあります。そういったPBPファイルはbrickの原因です。
* Added full verify of the NAND dump that got written to be sure you have a good one
NANDダンプ時にベリファイ機能を追加しました。安心確実なNANDダンプを保存できます。
* Added detection of HEN mode
HENモードの検出機能を追加しました。
* Added detection and propper handling if a backup set contains OFW instead of CFW (like when made from HEN)
CFWの代わりに公式ファームが入っているNANDバックアップがある場合それを検出して適切に処理できるようにしました。(HENモード時にとったバックアップなど)
* Added better NAND dump handling. New dumps are now created with names similar to the (new) backup slot names (and now go into /flash-nanddumps), incl. an ID for the PSP they are made on, on NAND restore a list is shown with all available dumps matching the ID of the current PSP to choose from (the ID matching should prevent choosing a wrong dump accidentally)
NANDダンプをさらに適切に処理できるようにしました。新規にダンプをしたものはバックアップスロット名がついたフォルダごとにms0:/flash_nanddumpsフォルダに保存されます。さらにダンプファイル作成時にダンプしたPSPごとにIDを付けます。レストア時にはダンプファイルのIDがPSP本体と一致したものだけが書き戻し可能バックアップとして扱われます。(ID照合をすることで誤って別個体のNANDを書き戻すミスをなくします)
* Added back/cancel on backup creation and restore
バックアップ作成中や書き戻し中に戻る/キャンセルする機能を追加しました。
* Backups made from HEN mode are tagged to identify them as containing ORIGINAL firmware (as those backups do!)
HENモードでのNANDバックアップには公式ファームウェアを含んでいるという識別が与えられます。(HENモードでもバックアップ可能です。)


PSPがbrickさえしていなければRecovery Flasherだけで十分事足りるので最近はRecovery Flasherばかり使っていました。5.00M33-6に対応したことで益々有用性に磨きがかかりました。

インストールは、ダウンロードしたアーカイブを解凍後できたRECOVERYフォルダをメモリースティックの/PSP/GAME/に入れるだけです。CFWをインストールするために使用するOFWをその/PSP/GAME/RECOVERYかメモリースティックのルートにコピーします。(EBOOT.PBPを500.PBPなどに要リネーム)

バックアップしたflashは自動的にフォルダ名が付けられて保存されるため管理がしやすくなっています。
PSP-2000のHENの場合だと
PSP2000_FW503_30-05_[OFW!HEN]_(01)
というフォルダ名になりました。
モデル名_FWバージョン_日付_[HENの場合はここに記載]_(ナンバリング)というフォルダ名(これをスロットとして管理している模様)になります。別の個体のPSP-2000が増えた場合は一番末尾が(02)(03)…となっていくようです。

PSP-1000の5.00M33の場合は
PSP1000_FW500_30-05_(01)
になっていました。
IDをどこで管理しているのかが分かりませんが、違う個体を書き戻そうとするとエラーになってくれるのでかなり安心です。

現時点でHEN対応を公式にうたっているのでPSP-3000or2000&TA-088v3ユーザーにとっては安心して使えるツールだと思います。


ChickHEN mod2リリース〜さらなる起動の安定へ

AdvancedPSPというフォーラムで、m0skit0氏が起動率の高めた(ほぼ100%近い感じ)ChickHENの改良版ChickHEN modをさらに改良しChickHEN mod2としてリリースしていました。【情報源:AdvancedPSPフォーラム:TIFF exploit 2nd mod


TIFF exploit 2nd mod

This is my second modificaction on the MaTiaZ TIFF exploit that loads and executes the Davee’s kernel exploit that enables ChickHEN. It works 100%, tested only on PSP 2000 this time because I didn’t have access to PSP 3K, but I did it for those who didn’t get the first modificaction to work.
これは私が作ったMaTiaZ氏作TIFF exploitの改造バージョンパート2です。Davee氏のカーネルexploitを実行しChickHENを起動させます。起動率は100%ですが、PSP-3000でテストができずPSP-2000でしかチェックしていません。前改造バージョンで動作しなかった方向けに作りました。

Please follow the instructions STEP BY STEP (for Windows & Linux):
使い方を手順を追ってご紹介します。(Windows&Linux用です)

1. Power on the PSP
 PSPに電源を投入します。
2. Connect to the PC via USB. Our OS should tell us it has been connected.
 PCとUSBで繋ぎます。OS上で接続が出来ている事を確認してください。
3. Open the folder of the PSP and copy the download (see below) there (in the root of the MS)
 PSPのフォルダを開き、ダウンロードしたものをメモリースティックのルートにコピーします。
4. Decompress ChickHEN Mod.zip. Answwer “Yes” to all replacements.
 ChickHEN Mod.zipを解凍します。”はい”を選ぶとファイルを置き換えます。
5. Now we do a safe extraction of the PSP (do not extract the USB cabla altogether) and switch to PSP (now tranquility please :D)
 解凍自体は安全に実行できますから焦らずに作業を行ってください(作業中はUSBケーブルを抜かないようご注意を)
6. Press O to cancel USB connection
 ×を押してUSB接続を解除します。
7. Go to Photos, down to Memory Stick and press X
 フォトフォルダへ行き、メモリースティックを選んで○を押します。
8. Wait for the egg image to load in the ChickHEN Mod square.
 ChickHEN Modで目玉焼き画像が読み込まれるのをお待ちください。
9. When it’s loaded press X (no need for timing here)
 読み込みが終了したら○を押します(タイミングによっては不要です)。
10. PSP 2000: DO NOTHING ELSE, JUST WAIT
 PSP-2000:以上で終了です。あとは待つだけです。
11. PSP 3000: SCROLL DOWN TO LAST IMAGE (thanks to mvisions)
 PSP-3000:一番下の画像まスクロールしてください(mvisionsさんありがとね。)

If it doesn’t work (that kind of things happen), just power on again and try from step 7.
うまく動作しなかったら再起動してもう一度 7.から試してください。
Please indicate your PSP version & MS brand and size in any comments, thanks!
コメントを入れていただけるならPSPのバージョンとメモリースティックのブランド名も合わせて記載してください。

For more details:
詳細情報
This time I got rid of the first part of MaTiaZ’s code, the part that writes black color on the screen. This should speed up the H.BIN loading and get around any cache writing at the same time.
今回MaTiaZ氏の書いたコードの最初の部分を削除しました。画面を黒で描画する部分です。そのおかげでH.BINの読み込み速度が向上し、同時にキャッシュへの書き込みが出来るようになりました。
The other modification I did was putting a branch instruction pointing to the beginning of the real code at the end of the egg, just before the strings, to make sure the egg code is executed if execution starts after it.
他に施した改造は、卵画像の最後にある実際の実行コードの冒頭部分への分岐命令挿入です。実行コード文字列直前にあるため卵画像のコードを確実に実行してからコードを実行するようになっています。
I also refilled the zone before the code beginning with zeroes, to make sure they are all nops, as there was some bits set.
同時にコードが実行される前に使用ゾーンをゼロで埋めてます。なにか値が入っていたとしても確実にカラにします。
Any questions about this, please comment here.
なにか質問があればこのフォーラムにコメントしてください。
Happy hacking
ハッキング万歳!

まもすけ注:日本語表記のPSPの場合 ○:決定 ×:キャンセル のため英文表記をそのまま翻訳せず国内事情(大袈裟!)に合わせて逆にしてあります。


起動率向上は小手先だけの技術ではありませんでしたね。いろいろと内部で処理をしているようです。
前回のChickHEN modで動かなかった場合用とのことです。前バージョンでもかなり起動率向上しているようですので比べようがない気がします。



MoonShell version 2.01 アップデートパッケージリリース

Moonlight氏がMoonshell バージョン2.01をリリースしていました。今はアップデートパッケージのみですが来週月曜にフルパッケージ版をリリースする予定だそうです。【情報源:Moonlight氏のサイト


MoonShell version 2.01 temporary update package.

This package is updated from “Version 2.00” to “Version 2.01”. Installed “Version 2.00” is requested. I will up-load a full package on Monday.
Fixed fatal error #15203 with DPG playback. Added Arabic language support. Update Korean’s manuals. Added “StpEvery.txt” and “DisScCap.txt”. Supported Exif2.1/DCF. Renewed language selector. Fixed mistake external switch key mapping. Fixed cannot return from resume bug. Fixed can not start bug with 2kbyte cluster FAT16 disk.
今回はバージョン2.00から2.01へアップデートするパッケージです。すでにバージョン2.00がインストールされている必要があります。月曜日にフルパッケージ版を公開予定です。
DPG再生時の#15203という致命的なエラーがあったのを修正しました。アラビア語のサポートを追加しました。韓国語マニュアルを更新しました。”StpEvery.txt” と”DisScCap.txt”を追加しました。Exif2.1/DCFをサポートしました。言語選択をリニューアルしました。外部スイッチキーマッピングの間違いを修正しました。リジューム時に戻れなくなるバグがあったのを修正しました。FAT16で2kバイトクラスタがあると起動できないバグがあったのを修正しました。

もう開発しないつもりでWindows7RCに移行してしまったので、四苦八苦しながら開発環境やデバッグリンクをインストールしたのですが、最大の懸念材料はちゃんとZIP圧縮できてるかどうかだったりします…。(笑)もしちゃんと動いたら月曜日夜頃にフルパッケージ版もアップしたいと思います。


変更履歴らしきものがzipアーカイブにもなく、サイトの英語記述部分にしか無かったため翻訳してみました。
こんなとこでしょうか?

日本語で書いてくれればいいのに、と思います。もうMoonshellは世界を向いているのでしょうか。