DS Hack一覧

MoonShell version 2.01 アップデートパッケージリリース

Moonlight氏がMoonshell バージョン2.01をリリースしていました。今はアップデートパッケージのみですが来週月曜にフルパッケージ版をリリースする予定だそうです。【情報源:Moonlight氏のサイト


MoonShell version 2.01 temporary update package.

This package is updated from “Version 2.00” to “Version 2.01”. Installed “Version 2.00” is requested. I will up-load a full package on Monday.
Fixed fatal error #15203 with DPG playback. Added Arabic language support. Update Korean’s manuals. Added “StpEvery.txt” and “DisScCap.txt”. Supported Exif2.1/DCF. Renewed language selector. Fixed mistake external switch key mapping. Fixed cannot return from resume bug. Fixed can not start bug with 2kbyte cluster FAT16 disk.
今回はバージョン2.00から2.01へアップデートするパッケージです。すでにバージョン2.00がインストールされている必要があります。月曜日にフルパッケージ版を公開予定です。
DPG再生時の#15203という致命的なエラーがあったのを修正しました。アラビア語のサポートを追加しました。韓国語マニュアルを更新しました。”StpEvery.txt” と”DisScCap.txt”を追加しました。Exif2.1/DCFをサポートしました。言語選択をリニューアルしました。外部スイッチキーマッピングの間違いを修正しました。リジューム時に戻れなくなるバグがあったのを修正しました。FAT16で2kバイトクラスタがあると起動できないバグがあったのを修正しました。

もう開発しないつもりでWindows7RCに移行してしまったので、四苦八苦しながら開発環境やデバッグリンクをインストールしたのですが、最大の懸念材料はちゃんとZIP圧縮できてるかどうかだったりします…。(笑)もしちゃんと動いたら月曜日夜頃にフルパッケージ版もアップしたいと思います。


変更履歴らしきものがzipアーカイブにもなく、サイトの英語記述部分にしか無かったため翻訳してみました。
こんなとこでしょうか?

日本語で書いてくれればいいのに、と思います。もうMoonshellは世界を向いているのでしょうか。



Moooshell2.0ベースのEZ-flash Vカーネル2.0 alphaリリース

GBAtempで、Moooshell2.0をベースにしたEZ-flash5のカーネル2.0 alphaのリリースを伝えていました。テスト版からアルファ版への進化です。【情報源:GBAtemp


EZ5 Kernel 2.0 alpha
Slowly adding features back in.
EZ5 カーネル 2.0 アルファ
ジックリ進化中

The EZTeam have released a new version of the upcoming 2.0 kernel for the EZ5 (all versions), this time soft reset and cheats are back. Please note there are two versions: one for SDHC cards and one for SD cards (both are in the same download from this site).
EZチームはEZ5(全バージョン対応)の最新カーネルとなる2.0をリリースしました。ソフトリセットとチートに対応しました。バージョンが2種類あるのでご注意ください。SDHCカード用とSDカード用があります。(両バージョンともGBAtempサイトからダウンロード可能です。)

For those new to this line it is based on moonshell 2.0 but to get it working many of the extra features have had to be ported over and have been/are absent from this line as it stands. It is however considerably faster to launch games.
新カーネルはMoonshell 2.0ベースですが、今までにない機能も盛り込みました。しかしゲーム起動は今までより速くなりました。

QUOTE(Release notes)
Touchscreen is not functional in this version.
今回のバージョンではタッチスクリーンが機能しません。
To access cheats press “y” with the game you want cheats for highlighted.
チートをする場合はチートをしたいゲームで”y”ボタンを押してください。
A limit of 256 cheats per game is in effect.
ひとつのゲームにつきチートコードは256種まで可能です。
Soft reset is L, R, A and B.
ソフトリセットはL+R+A+Bです。
Cheats now included in download, however they are in Chinese so others may want to grab from the GBAtemp cheat database
チートコードはダウンロードファイルに含まれていますが、中国語になっているのでGBAtempのチートデータベースから入手してください。


以前からEZ5はMoonshellベースのカーネルでしたが、今も昔もヴァージョンアップを行い続けている姿勢は評価に値します。最近はマジコンが相当悪者扱いされていますが、ROMの方できちんとマジコンでは起動しないように対策してくれればHomebrewのためのマジコンは認められて行くのでしょうか。そうなることを期待したいところです。もちろんチートは出来なくなりますが。



Nintendo DSに新たなコピー対策が

GBAtempで任天堂DSマジコンに新たな不正コピーによる著作権侵害対策が施されることを伝えていました。今のところターゲットはR4だけらしいのですが…【情報源:GBAtemp


New ROM Anti-Piracy Software, Out by December 2009
新型ROMは著作権侵害対策ソフトウェア、2009年12月登場

Andrew Mclennan, CEO of U.K.-based Metaforic, has announced a new anti-piracy measure for flash linkers. Specifically engineered for ROMs, and not homebrew, this new bit of software can be injected into code and will cause the corruption of ROM files which are pre-patched before launching. The code is currently specifically targeted to the R4 patching routines, due to its popularity. Nintendo is behind this anti-piracy software 100% as are 6 leading third party NDS software publishers.
Andrew Mclennan氏はマジコン用の新型著作権侵害対策法を公表しました。ターゲットは市販のROMであり、Homebrewではありません。ROMファイルにあるコードを仕掛け、起動前に何らかのパッチが施されると起動しなくなる仕組みです。現時点では一番人気のあるR4の、パッチして起動させる仕組みをターゲットとしているようです。任天堂はNDS用ソフトウェアメーカーの主要6社と共にこの不正コピー対策を100%支持しています。

It will remain to be seen what hackers can do with the anti-piracy measure when it begins to ship, injected into retail carts, as soon as December of this year. The code can be altered to change its signature for each retail cart, potentially preventing an automated fix from being developed.
今年12月早々に著作権侵害対策を施された市販カードリッジが出荷された後、ハッカーが対応できるのかどうかは不透明です。対策のキモとなるコードは市販カードリッジごとに署名を変更することで作り替える事ができるため、自動修正機能が開発されるのを予防する効果があります。

Metaforic’s goal is to “annoy the hackers” as much as possible. They admit that the solution is not fool proof but it should require a fresh hack on a per-ROM basis. Thus allowing software a longer shelf life before it is pirated.
今回対策の目的は可能な限り”ハッカーを困惑させる”ことにあります。今回の対策が著作権侵害対策のための完全な設計ではないことは理解しています。しかしROMごとに新たなハッキングを施さなければ起動させる事ができなくなります。そのため不正にコピーされるまでに時間がかかり市販カードリッジのソフトウェアとしての賞味期限が長くなるのです。


R4がメジャーになったために起動時にパッチをする形態を採用しているマジコンは数多くあります。R4対策と言いながら実はその他もろもろも一気に一網打尽かもしれません。
事前にパッチが出来ないとなると、チートなども全滅でしょう。

どうやら不正コピーソフトを1つ1つクラックして行かないと起動できなくするようです。クラックされてしまうのを見越した上で、それを大変な手間がかかる作業に仕立て上げてしまうようです。
なるほど、確かにこの方法なら面倒くさくて”全部なんかやってられるか!”になりますね。クラックされるのは人気ソフトだけになるとメーカーサイドは予想しているのでしょう。しかもおそらくそう言ったソフトには2重3重の対策が施してあるでしょうからマジコンで起動させるのが途轍もなく手間のかかる作業になります。

今回の対策もイタチごっこの一環でしょうが、嬉しい事が1つあります。それはHomebrewに関してはマジコンの存在を否定していないことです。
市販のROMさえ起動できなければ自作アプリのためのプラットフォームであるマジコンは黙認する、こんな方向性だと嬉しいですね。
ファームウェアアップデートでマジコンが起動しないよう対策してこないのはそのあたりに理由があったりして…

1つだけ現時点で明らかなことは、ユーザーがモラルを守っていればこんなことにはならなかったと言う事だけです。
ゲーム界の発展と、Homebrewシーンの発展のために著作権を侵害するような行為は慎みましょう。