Switch 2の詳細発表 4月2日(水) 22時のNintendo Directにて

任天堂が、Nintendo Switch 2の「くわしい情報」を発表する「Nintendo Direct: Nintendo Switch 2 – 2025.4.2」を2025年4月2日(水) 22時より放送すると発表していました。

Nintendo-Switch-2

任天堂はNIntendo Switch 2について1月16日に概要だけ発表し、その際「Nintendo Directで詳細発表するが放送時間については後日改めてお知らせ」としていました。その時間が発表されました。

Switch 2については、正式発表された今ユーザーが知りたい情報は価格と発売日の2点です。特に価格が重要です。それらが4月2日に発表されるかどうかがポイントになります。

任天堂は先日行われた2025年3月期 第3四半期決算説明会の質疑応答の中で、当然質問されるSwitch 2の価格について古川社長は次のように説明しました。

足元でインフレが進んでいることに加え、2017年にNintendo Switchを発売した当時とは為替相場の環境も大きく変わっていることを認識しています。また、お客様が任天堂製品に期待されるお求めやすい価格についても考慮しなければなりません。商品の価格を検討するにあたっては、これらの要因を多面的に検討する必要があると考えています。現時点ではNintendo Switch 2 の具体的な価格をお伝えできませんが、さまざまな点を考慮して検討しています。
なお、現時点においてNintendo Switchハードウェアの価格を変更する予定はありません。

この発言から読み取れることは、Switch 1の2017年発売時価格32,978円(税込)だったが「為替相場の環境も大きく変わっている」ことに加え「現行モデルの値下げもない」ことから価格を上げることになるが、「お求めやすい価格についても考慮」し「多面的に検討」としているので、ドルベースで価格を決定するが、為替相場を単純計算すると日本円では高額になるので安くすることも検討中、ということになります。

先日も指摘しましたが、日本市場だけ相対的に安くなると海外転売ヤーの餌食になって日本だけ入手困難になるため、それだけは避けていただきたいです。

発売日については2025年内としか発表されていませんが、発売前のイベントとして世界各国で開催される体験会は少なくともソウルの6月1日までは決まっていることから6月以降の発売は確実です。

Switch 2の生産量については「4月2日のNintendo Directでの情報発信後の反響や、体験会を通じて実際に製品に触れていただいたお客様の反応等を見ながら見定めていきたい」としているので、体験会は広報イベントの役割だけでなく市場調査も兼ねていることが分かります。

生産計画を策定しないと初年度出荷台数は発表できないと思いますが、「Nintendo Switch 2 の初年度出荷台数については、当期の期末決算発表のタイミングで、来期の業績予想を開示する際にお話しできれば」としています。まだ2024年度期末決算発表の日程は出ていませんが、昨年はGW明けの5月7日(火)に行われました。例年通りだとするとまだ体験会イベントの真っ最中に初年度出荷台数を発表することになります。

初期出荷分について「なるべく大きな需要を満たせるように、リスクをとって生産を進めている」、つまり噂通り、根拠ゼロだがすでに売れる前提で大量生産していることを公表しました。転売ヤー対策と言われていますが、任天堂としては「リスク」覚悟、つまり万が一Switch 2が想定以下の販売台数だと業績悪化に繋がるのは承知の上での転売ヤー対策を決断しました。

なお、任天堂は決算発表の中でSwitch 1の累計販売台数が1億5000万台を突破したことを発表しました。価格かSwitchの半分程度だったNintendo DSの1億5402万台超えが視野に入ってきました。

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