ソニーの次世代機 PlayStation 5の2019年内発売なし

ファミ通.comで、PS5の発売時期、スペックなどについてSIEが言及したことを伝えていました。


SIEが海外メディアであるWIREDを通じて次世代PlayStationであるPS5について言及しました。PS5と名称が決定しているわけではありませんが、いままでのPlayStationの製品の流れからPlayStation 5と呼んだ方が圧倒的にわかりやすいのでそう呼びます。

そもそも日本語の記事なので、PS5の詳細はファミ通の記事をご一読ください。まとめるとこんな感じのようです。

CPUやGPUはかつてのPlayaStationのような専用開発のカスタムチップではなく汎用チップのカスタマイズ版になります。

また、最近のトレンドに反してPS4との後方互換を持ち、PlayaStation VRとも互換性を持つというところが特筆すべき点です。

ただ、スペックとしては相当ハイレベルなものになるようで、SSD採用と相まってストレスフリーなゲーム機になりそうです。

注力するのがサウンドのようで、結局は人間の耳に届くスピーカーに左右されますから日本の狭い家屋にフィットするかは甚だ疑問ですが、機器を揃えて準備さえできれば、かなり臨場感のある音場を体感できるはずです。

ただ、VRのハードがキャリーオーバーだったことから、VRは重要としながらも市場規模としては資金を投入してもリターンが得られないと判断している可能性があります。一瞬にして消えた3Dよりは長続きしているVRですし、個人的にはVRはゲームには非常に向いていると思いますが、顧客にハードウェアをエクストラコストで購入してもらわないと成立しないVRは現実的にはなかなか厳しいのかもしれません。

残念なのは、年内の発売はないというところでしょうが。現行のPS4は2013年の発売ですからまだ5年半程度しか経っていないので今年発売は考えにくいことと、PS4自体がまだ好調を維持していることからモデルチェンジの必要性が薄いのは確かです。しかしながら既に開発機の配布は始まっているとのことですので、来年辺りには発売される可能性は高そうです。

今後の据え置きゲーム機は「ゲームの根本すら変えてしまうようなまったく新しいものを提示」するとの思いがSIEにはあるようですので、PS5の動向は気にしていきたいと思います。

[追記]
gamesindustryによると、PS5の価格については
「先進的な機能群に照らしてみれば,ゲーマーにとって魅力的な価格」
になるようです。
この表現だと、「高いけど、それは高いなりの価値があるから」と言っているようにしか考えられません。

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