TheFloW氏の脆弱性を実用化 jailbreak-11 by obhq

GitHubで、obhq氏が11.0までのPS4をJailbreakすることができるjailbreak-11をリリースしていました。

PS4_Jailbreak

Hackeroneで公開されたTheFloW氏の1万2500万ドルの報奨金の脆弱性の情報を元に実用化したものです。PPPoEの脆弱性ですので、PCとPS4をLANケーブルで繋ぎPPPoEで接続して実行することでJailbreakできます。PCは現段階ではLinuxのみに対応しています。PCとPS4はスイッチなどを噛まさず直接接続する必要があります。

この脆弱性(CVE-2006-4304)はまだ実用化されていないPS5では8.20以下、PS4では11.00以下が対象です。まずobhq氏がPS4を対象にしたJailbreakの実用化に取り組みました。ただし現段階ではコードを公開したのみで状態としては「目下開発中」で、確実に動作する状況ではないそうです。

実行方法は
1. PS4に接続されているPCでネットワークインターフェースの接続情報を表示するip linkコマンドを実行し、接続されているポートのインデックスを調べ、sudo ./jailbreak-11 INDEXコマンドを実行してINDEXをイーサネットの正しいインデックスに置き換えます。
2. その後PS4の電源を入れて、ネットワーク設定で有線LANを使用してPPPoEの設定でランダムなPPPoE ユーザーIDとパスワードを入力します。

となっています。

PS4はJailbreakの実績があるため、より新しいファームウェアに対応するのはカーネルexploitさえあれば時間の問題でした。ただ、PPPoEの脆弱性を利用するので必ずPC等のデバイスと接続をする必要があるところが手間ではあります。

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