5万ドル脆弱性対策か PS4のシステムソフトウェアベータプログラム バージョン11.50

PS4の現時点での最新バージョンは昨年12月にリリースされたシステムソフトウェア バージョン 11.02です。実際ベータテストが行われているのかは確認できていませんが、SametTakao氏がPS4 v11.50 BETA 1.00のアップデータを配布していました。

ps4-System-Software-BetaTest

SametTakao氏は以前はSamet Chan氏と名乗っており、過去に何度も今回と同様の情報を提供してくれています。

ベータファームウェアのデータが出てきたということは実際ベータテスターに配布されているものの可能性が高いです。11.50 BETAのビルド日は2024年1月16日です。

確認できたのはPS4のベータ版のみですが、通常PS4とPS5はセットですのでPS5のベータ版も存在する可能性が高いです。

PS5の最新ファームウェアは23.02-08.40.00(通称8.40)ですので、ベータ版があるならば8.50でしょうか。9.00は機能追加が伴うメジャーアップデートであって欲しいところです。

というのも、今回のベータ版の目玉はタイミング的におそらくaapo氏がHackerOneで過去最高額の5万ドルの報奨金を獲得した脆弱性最新ファームウェアで有効なTheFloW氏のカーネルexploit(HackerOneで5万ドルと並んだので目立たなくなった12,500ドルの脆弱性)の対策の可能性が濃厚です。

HackerOne aapo

aapo氏とTheFloW氏の脆弱性対策は推測でしかありませんが、aapo氏の脆弱性が「クローズされた」状態に変わり、セキュリティカンファレンスで発表する計画を公表 = ソニーから内容の公表について許諾を得た、ということになります。これはソニーが脆弱性に対するセキュリティ対策を完了したことを示しており、それが今回のPS4 11.50 BETAに繫がっていると考えると全ての辻褄が合います。PS5についても同様でしょう。

今回はPlsyStation歴代最も影響の大きな脆弱性の可能性が高いので、アップデートをしないことも選択肢として残しておいて良いかもしれません。

[2月8日追記]
PS4 v11.50 BETA 2.00がリリースされたようです。

[2月23日追記]
PS4 v11.50 BETA 3.00がリリースされたようです。

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