日本経済新聞で、任天堂の古川俊太郎社長がインタビューの中で2025年3月まではSwitchのソフトを発売する方針を明言していました。
任天堂の社長に今聞きたいことと言えばSwitchの次世代機の情報ですが、社長に聞いたところで答えるはずもないので日経は斜め上からの質問を投げかけました。
「スイッチのライフサイクルはまだ伸ばせますか。」
その質問に対し、古川社長は以下のように答えています。
「25年3月期に向けて、まだまだスイッチ用のソフトを作っている。勢いを保てるうちはスイッチのビジネスの拡大に取り組む。24年3月期はゼルダと映画の勢いを持続させ、ホリデー商戦につなげたい。ハードに関しては新規需要だけでなく、2台目や買い替え需要を最大化させていく」
Switch次世代機は最新の情報では2024年の後半発売かと言われています。具体的には早くて9月っぽいですが、25年3月期まで現行Switchのタイトル発売を続けるのだとすると次世代機発売後半年間程度は次世代機向け以外にも現行Switchに力を入れると言うことになります。
任天堂といえど開発リソース(開発するための人材など)には限りがあるはずですが、次世代機に全力投球するわけではなく現行Switchにも移行期には力を入れる計画のようです。
次世代機の新発売直後は供給不足になるのは目に見えているので、既にかなりの台数が販売された現行Switchをベースに収入源を確保するという意図があるのでしょう。深読みすると次世代機に後方互換(正式に発表はされていません)があるからSwitch向けタイトル開発に力を入れることができるのかもしれません。
UBS証券のアナリスト福山健司氏は次世代機について「コントローラーには新たなセンサーなどを搭載し、今までにないゲーム体験を提案する可能性が高い」と予想しています。ただそれがユーザーに受けるかどうかは別問題で、実際Wii Uで巨大なモニター付きWii U GamePadコントローラーにチャレンジしたものの最終的には成功したとは言えない結果しか残せていません。
現時点では近々に次世代機を発売するわけではないので、古川社長の発言通り2台目需要や(多分有機ELモデルへの)買い換え需要を掘り起こして後1年は収益を生み出さなければなりません。現行Switch向けに大ヒットに繋がるかもしれないタイトルの発売を期待したいところです。
3DSとWiiUのオンラインサービスが来年4月上旬で終わるみたいです