Insider Gamingで、ソニーが来年2023年9月にPS5の新モデルを発売するとの情報を伝えていました。
「ソニーの計画に詳しい情報筋」が匿名を条件に語ったという次期バージョンのPlayStation 5は、発売以来生産されてきたA、B、Cの3つのシャーシ(おそらくCFI-1000、CFI-1100、CFI-1200のことを指しています)を置き換え、Dシャーシと呼ばれるものに変わります。
今までのソニーのモデルサイクルのお約束だとPS5 Slimモデルと呼ばれるもの(型式はCFI-2000シリーズになるはず)になる可能性があります。
Dシャーシはハードウェアは既存モデルとほぼ同じながら、本体背面のUSB-Cポートを使用する脱着可能な外付けディスクドライブを備えているようです。
この外付けディスクドライブが最も大きな特徴で、この新型PS5は現行の「デジタル・エディション」に相当する本体のみでの販売の他、現行の「通常版」の相当するディスクドライブバンドル版も販売されます。
またこのディスクドライブは単体でも販売されるため、万が一BDドライブが故障してもディスクドライブだけ買い換えが可能になります。
ドライブをそもそも外付けにすることで筐体を大幅に小型化することが可能になる可能性があります。現行モデルの通常版とデジタル・エディションはシャーシ共通のためどうしてもディスクドライブ搭載型をベースにせざるを得ませんが、PS5 Slimモデルはデジタル・エディションをベースにできることを意味するためです。ただ、外付けにすることで利便性が若干劣ります。歴代PlayStationでもディスクドライブを外付けにすることは可能だったはずですが、そういった戦略は取ってきませんでした。
PSストアでのソフトウェアの販売比率の上昇から、ソニーは今後ソフトウェアのデジタル販売を中心に据えていくことを視野に入れ、物理メディア販売縮小へ舵を切り始めたのかもしれません。
外付けドライブはちょっと信じ難いですね…
PS3でのドライブのRemarryとかが分かりやすいのですが、最近のゲーム機はSoCとBDドライブのコントローラー間の通信を暗号化し、かつ通信相手を相互に認証するために工場でSoCとドライブのコントローラーを結びつけているので、外付けだとこの辺がどうなるのか疑問です。