日本時間の6月11日にアメリカのカリフォルニア州サンタクララで開催された「Hardwear.io USA 2022」でPS4/PS5のBD-Jを利用し任意のコードを実行可能にするbd-jbをTheFloW氏が発表しました。Hardwear.ioでの発表の様子の動画は数週間以内に公開される予定だとTheFloW氏が発言していましたが、その動画がようやく公開されました。
https://twitter.com/hardwear_io/status/1539548384452902912
内容的に新しいことがあるのかというと、ありません。
内容的には既報の通りですが、会場で流したデモの様子(成功率100％としておきながら最初の1回目はパニック起こして動かず失敗してますね)がはじめて明らかになったことと、最後に発表することを許可したソニーに対する謝辞を述べていたこと(要するにソニー公認の発表だった)ことが新たに分かりました。ソニーはHackeroneを通じてTheFloW氏に報奨金2万ドルを渡しただけでなく、TheFloW氏にハッカーとしての名声を与えるチャンスまで渡したということになります。
これはソニーが太っ腹なのではなく、ハッカーに敵対するより懐柔する方がメリットが大きいと判断していることに他なりません。
これは最新ファームウェアのゲーム機をハックできる時代は終わったという証なのかもしれません。