10.2.0対応 Atmosphère 0.14.3

GitHubで、SciresM氏がFusée Gelée(NVIDIA Tegraプロセッサの脆弱性を利用し起動時に任意のコードを実行するcoldboot exploit)を利用して起動することができるNintendo SwitchのカスタムファームウェアAtmosphère 0.14.3をリリースしていました。

Atmosphere_banner

SciresM氏は10.2.0サポートとしかツイートしていませんが、これマジです。
GitHubにも
・10.2.0サポート
・ユーザー体験強化のための全体的なシステムの安定性向上(ほぼ定型文なので、通常は変更内容として特記べきレベルではない)

と書かれています。

驚くべきはその開発スピードです。
今日の出来事を時系列で並べてみます。

まず、yellows8氏のbotがファームウェアのアップデートを検出してツイートします。(午前9時5分)

任天堂が10.2.0配信告知をツイートします。(午前9時21分)

GitHubでのコミット開始(午前10時12分)

Atmosphère 0.14.3の公開(午前10時30分)

SciresM氏がツイッターでAtmosphère 0.14.3リリース告知(午前10時31分)

アップデートの存在をキャッチしてからAtmosphèreリリースまで1時間半を切ってます。ソースコードを見る限りファームウェアアップデート時の対応はある程度パターン化してあるようですので、機能追加をしないのであれば1時間半あれば全世界に向けてカスタムファームウェアをリリースできる体制は整っているようです。

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『10.2.0対応 Atmosphère 0.14.3』へのコメント

  1. 名前: 投稿日:2020/09/15(火) 22:08:04 ID:d791796ce 返信

    10.2に更新後こちらの記事からファイルをダウンロードして
    ペイロード送信したのですが送信完了になっても
    Switchの画面が真っ暗なままです。

    考えられる原因とかわかりますか?

  2. 名前:mamosuke 投稿日:2020/09/16(水) 01:42:41 ID:beda34866 返信

    ペイロード送信時点ならAtmosphereは関係ないのでHekateの問題かと。
    詳しい環境が分からないのでなんとも言えませんが、とりあえず現時点でHekateには10.2でSDカードがexFATだった場合にHorizon OSが起動しないバグはあるようです。
    https://github.com/CTCaer/hekate/issues/480

    ただ、OFWとFusee自体は問題ないらしいですけど…
    ブートローダのソースは既に修正されており、それを踏まえたHekateのアップデートがリリースされるようですので、リリースされたら試してみては?