GitHubにも任天堂がDMCA申し立てか DeepSeaから署名パッチ削除

GitHubで、 Team-NeptuneがNintendo SwitchのカスタムファームウェアAtmosphereをベースにオールインワンパッケージツールKosmos同様必要なものをすべてSDカード内に用意することで機能的に内包するような形にしたオールインワンカスタムファームウェアDeepSea v1.4.2をリリースしていました。なんと、アレが理由で署名パッチを削除したそうです。

deepsea

Atmosphereでバックアップ起動を可能にするためには署名チェックを回避する必要がありますが、そのために必要なSigpatch(署名パッチ)がDeepSeaには含まれていました。

ところが Team-Neptuneは最新版のDeepSea v1.4.2でその署名パッチについて「以前のビルドからもこれからリリースする未来のビルドからも削除することにした」と発表しました。その理由については、署名パッチが原因でSwitchシーンメンバーが任天堂からDMCA(デジタルミレニアム著作権法)に基づく申し立てを受けたことを挙げ、
「GitHubでの申し立ては異論を挟む余地なくリポジトリが消去されることを意味するので、その事態だけは絶対に避けたい」
としています。

先日ニンテンドーオブアメリカがGoogleに対しDMCA(デジタルミレニアム著作権法)に基づいた申し立てを行いWiiDatabaseのAtmosphère関連ページがGoogle検索結果から削除されました。対象サイトにはGitHubは含まれていませんでしたし、調べてもLumendatabaseにはGitHubに対する情報は出てきませんでしたが、何らかの形でGitHubに対して任天堂がそういう動きをしたか、申し立てを受けたシーンメンバーが使っていたのがGitHubだったかの可能性が高いと思われます。

ちなみに署名パッチはJoonie86氏からHarukoNX氏が引き継いだことになっていますが、そのHarukoNX氏のGitHubリポジトリに至っては今見てみたところまるごとなくなっています。DMCAによる申し立てと何らかの関係がありそうです。

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