Xbox WIreで、マイクロソフトの次世代機Xbox Series Xの後方互換についての情報を公表し、Xbox Series X発売時には何千にも及ぶゲームタイトルに対応すると発表していました。
ライバルであるソニーのPS5は1世代前のPS4の後方互換のみですので、後方互換という点に関してはマイクロソフトのXbox Seires Xの圧勝です。
PS5での後方互換は「Proレガシーモード」/「レガシーモード」というハードウェアの動作モード変更によって成立するもので、PS5発売までにPS4タイトルのうち数千タイトルの検証を行っていくと表明しています。一方でマイクロソフトはXbox Series Xでの後方互換検証テストのプレイ時間が現時点で10万時間を超え、何千ものゲームタイトルの動作確認が既にできており、発売までに20万時間の検証を見込んでいるようです。動作テストに関してもマイクロソフトの圧勝で、ソニーとは住む世界が違うレベルです。
ソニーは高性能化を狙いすぎてPS2とPS3で専用ハードウェアを採用した歴史がここに来て後方互換の足を引っ張っていると言わざるを得ません。
Xbox Seires Xは初代Xbox、Xbox 360、Xbox Oneのタイトルに対する後方互換に留まらず、解像度やフレームレートが向上(30fps→60fpsまたは60fps→120fpsなど)、HDRなんてなかった時代の初代Xboxを含む後方互換タイトルのHDR対応、NVME SSDの高速パフォーマンスの恩恵によるロード時間の短縮、後方互換タイトルでのクイックレジューム(中断したところから再開、しかも複数タイトルレジュームもOK)など、未だかつてない高性能化てんこ盛り後方互換となっています。
これらの機能をXbox Series X側で行うところが目玉で、ゲームタイトルは昔のものをそのまま使うだけでこれらの機能が実現できます。つまり、中古ショップで売っているいわゆるクラシックタイトルがXbox Seires Xでプレイすると現代風クオリティになって蘇るのです。
残念なのが、これが日本でほとんど売れてこなかった(プレイしたいと思う後方互換タイトルも相対的に決して多くはない)Xboxシリーズの話だと言うことくらいです。
もっとも、PS4やSwitchを見ていると後方互換の有用性をあまり感じないですけどね。