PS5の製造コスト 部品価格上昇で4万9000円前か

ブルームバーグで、ソニーの次世代ゲーム機PlayStation 5の製造コストは部品価格上昇を受け、450ドル(約4万9000円)前後になる見通しと伝えていました。

Sony CES 2020

この記事はゲーム業界に強い元Wall Street Journalの記者だった望月 崇氏が転職先のブルームバーグで書いた記事ですので、信憑性は高いと思います。

通常は発売する年の2月頃に本体価格を決定し春から量産を開始するようですが、PS5に関しては同時期に発売するマイクロソフトのXbox Series Xの動向を見ながら価格決定をする方向のため、現時点で販売価格が決まっていないそうです。

ただ、匿名を条件に事情に詳しい複数の関係者が明らかにした話によると部品価格の上昇によりPS5の製造コストも上昇しており、そのコストだけで450ドル(約4万9000円)前後になる見通しだと言うことです。

販売価格は製造コスト以外のコスト(販売利益含む)が転嫁されますので、逆ザヤを許容しない限りPS5の販売価格は5万円以上は間違いないことになります。マイクロソフトがXbox Series Xを4万円で販売したとすると、ソニーも1台販売する毎に製造コストで1万円の赤字を覚悟の上で同価格帯に持って行くつもりなのでしょう。PS Plusのサブスクリプションによる安定した収益があるのでその分余裕はあると思いますが、価格設定を決めかねておりライバルの動向を見ているということであれば、裏を返せばそもそもソニーは5万円以上でPS5の価格設定をするつもりがなかったということになります。

なんだかチキンレースっぽく見えなくはありません。マイクロソフトも同じようにソニーの動向を見ていたらどうなるのでしょうか。

また、以前VRコンテンツのパブリッシャーが言及していた通り、ブルームバーグでもPlayStation VRの新モデルをPS5発売後に販売するとしています。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする