新型Nintendo Switch 近く正式発表か

The Wall Street Journalで、任天堂が中国製電子機器に米国が関税を課す可能性からNintendo Switchの生産の一部を中国から東南アジアに移管するが、その東南アジアの工場では実は既に新型Switchの生産が開始されていると伝えていました。

The Wall Street Journalの今回の情報は任天堂系の情報に強い望月 崇氏の記事です。

現在のNintendo Swichは任天堂の広報によると「ほぼ全て中国で行っている」とのことで、Switchの生産地については以前から様々な検討をしていたようです。

米国と中国との貿易摩擦のリスクについては新型Switchの生産が始まる前から想定できたと思われますので、新型Switch生産を機に中国に依存する体制以外の選択肢として東南アジアでの生産手段を用意したのではないかと思われます。

任天堂のE3 Directでは一切触れられませんでしたが、任天堂が近く発売すると言われている新型Switchは現行モデルと似ているが強化された部品を搭載した進化版モデルと、価格を抑えた見た目も現行モデルとは異なるモデルの2種類と言われています。

今回「サプライチェーンの関係者」からの情報として、任天堂は新型モデル2種類の生産を既に開始しており、そのうちの一部は東南アジアで生産しているようです。「最大市場である米国での発売時に十分な量を確保しておきたい」との意向が任天堂にはあるようで、新型Switchの発表および発売時期の決定は新型の生産状況を判断した上で行われるということでしょうか。

The Wall Street Journalでは新型Nintendo Switchについて「近く正式発表する用意ができつつあるようだ。」という表現をしています。具体的な正式発表時期の情報こそ得られなかったが、着々と発表への準備が進んでいるという感触はあったからこそ望月氏はそういう表現にしたのでしょう。

任天堂は新型Switchの発表を最大市場である米国で行われているE3を選びませんでした。早ければ今年の夏にも発売という情報もありましたが、E3で発表がないとなると今年の夏発売はあり得なさそうに感じます。

ただ、そもそも新型Switchは完全新型ゲーム機ではなくマイナーチェンジとバリエーションモデル追加なので、大々的に発表ではなくプレスリリースで発表、間髪をいれず発売もあり得るかもしれません。

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