TheFlow氏がPSPのゲームタイトル『Grand Theft Auto』をVitaのePSP(Adrenaline)でプレイする際PSPの解像度(480×272)ではなくVitaのネイティブ解像度(960×544)で表示することができるプラグインGTA Native Resolution Patch v0.2をリリースしていました。
TheFlow氏が開発していたPSPタイトルをVitaの解像度で表示するプラグインで、その名称がGTA Native Resolution Patchです。GTAの名称が付いていることから分かるとおり、対応しているゲームは
『Grand Theft Auto: Vice City Stories』[ULUS10160] (v3.00)
『Grand Theft Auto: Liberty City Stories』[ULUS10041] (v3.00)
のみです。今回初めて対応ゲームのIDが公表されましたが、US版GTAだけが対象のようにも読み取れます。US版とEU版はそのまま使えるかもしれませんが、日本版はパッチをするアドレスが違うと思われますので現時点では動かないかもしれません。
GTA Native Resolution Patchは『Grand Theft Auto』シリーズ(GTA Vice City StoriesとGTA Liberty City Stories)に特化した解像度変更プラグインパッチで、PSPの480×272の画面をVitaの960×544のディスプレイに綺麗に表示することができます。
ただし単純に解像度を増やせるはずはなく、使用可能なビデオメモリの範囲内に収まるようにすることでしか実現できないため、解像度とのトレードオフで
・フレームレートを30FPSから20FPSに
・32ビットカラー(1677万7216色表示可能)から16ビットカラー(65536色)へ
となっています。色数は気にならないと思いますが、フレームレートについては気になる人はいるかもしれません。
TheFlow氏はPSPゲームをVitaのデュアルアナログスティックで操作できるプラグイン RemasteredControlsと併せて使うことでゲーム体験が向上するよ、としています。
初リリースはGTA Native Resolution Patch v0.1で、セーブデータメニューが表示されない不具合を修正したv0.2がv0.1の数時間後にリリースされた形になっています。
[インストール方法]
1. GitHubからgta_native.prxをダウンロードする
2. gta_native.prxをux0:pspemu/seplugins/
へコピーする
3. ux0:pspemu/seplugins/game.txt
へ以下を記述する
ms0:/seplugins/gta_native.prx 1
GTA Native Resolution Patchには6.61 Adrenaline 6.9以降が必要です。
またRecovery menu → Advanced → Advanced configuration
にあるForce high memory layout
を無効化(disabled)にしてください。