PSPタイトルをVitaの解像度で表示するプラグインをTheFlow氏が開発中

wololo.netで、TheFlow氏がPSPのゲームタイトル『Grand Theft Auto』をVitaのePSP(Adrenaline)でプレイする際PSPの解像度(480×272)ではなくVitaのネイティブ解像度(960×544)で表示することができるプラグインとしてGTA Native Resolution Patchを開発していることを伝えていました。

VitaのePSP(PSPエミュレータ)でPSPタイトルをプレイすると気になる方が多いと思いますが、PSPの画面を2倍程度拡大している形になっているので映像がぼやけた感じになります。

これはPSPの解像度(480×272)とVitaのネイティブ解像度(960×544)の違いによる物理的な問題です。PSPの480×272の映像をVitaの960×544のディスプレイに表示するには、Vitaの画面の中にPSPの画面が中心部にポツンとあるような、いわゆる黒い外枠をつけたようになる状態で表示するか、拡大して全画面表示するかの2つに1つしか方法はありません。

公式エミュレータだとその2つに1つの選択肢になりますが、カスタムファームウェアのAdrenalineなら別の方法が可能になります。その別の方法が表示解像度の変更です。TheFlow氏が今取り組んでいるのが『Grand Theft Auto』シリーズ(GTA Vice City StoriesとGTA Liberty City Stories)に特化した解像度変更プラグインパッチです。

解像度変更はゲームごとにパッチが必要になるため汎用性は低いですが、ぼやけた映像ではなくVitaなりのクリアな映像でゲームがプレイできるようになります。実際PSPのビデオメモリは2MBのためPSPのスペックの中で高解像度化するために32ビットカラーから16ビットカラーにしているそうですが、見た目の大きな影響は出ていないそうです。

GTA Native Resolution Patch

リリースについての情報は現段階ではありません。ゲームごとのリリースになるため対象ゲームが気になりますが、同じようにゲームごとのプラグインだったPSPゲームをVitaのデュアルアナログスティックで操作できるプラグイン RemasteredControlsと同じようなラインナップになるかもしれません。

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